2005.12.5
マトリックスレボルーションズ。品川のIMAXシアターで鑑賞してきました。マトリックス・リローデッドどころかそれ以前のも見ていないのに・・・・チャックノリスの「地獄のヒーロー」を見ずに「地獄のヒーロー3」を語るようなもの。
当然、ストーリーがいまいちわからない。でも私なりの解釈をしてみたところ、この物語の中に「癌の発病から完全寛解までの治癒プロセス」を見つけました。
キアヌ・リーブズ扮する主人公「ネオ」が都市「ザイオン」を守るために、人工知能のマシン軍団のエージェント「スミス」と戦うのですが、ネオとはスミスと正と負の関係。ネオの別の側面だという。
ネオ自身でもあるスミスが、(自己細胞の突然変異化)クローンをいっぱい作って増え、(癌の驚異的な増殖)愛又は希望というプラスの意識の場に飲み込まれることで破滅する(心の状態の変化による癌の退縮・消滅)ストーリー?!
この文脈で読むと、一生懸命戦っているザイオンの兵士たちは、人体の免疫システムの戦士たち。酸とか酵素とかを武器にばい菌とたたかう白血球やキラーT細胞に見えてくる。EPUという兵器は敵・味方ともの武器にダメージを与えるという意味では、抗がん剤の意味だろう。
そして、「オラクル」というおばさん占い師が最後に語る「危険無しに変化はあり得ない」という言葉は人間が病気にかかる意味を表しているのかも。「病気を通して変容は行われる」=「変容するために人は病気にかかる」シャーマンのセリフのようだ。あ、オラクルってシャーマンだっけ?
映画館から出て、胸に手を当ててみたら心臓は、トゥクトゥク鳴ってちゃんと動いていて、心臓の細胞ってすごいなんて思ってしまいました。
病院で上映してはどうでしょう。
自分の体の細胞のひとつひとつが愛しくなると思うんだけど・・・?