薬膳セラピスト資格が企業さんに導入されます。

2016.8.18

こんにちは 薬膳研究家の阪口珠未です。 漢方キッチンの薬膳認定資格制度「薬膳セラピスト」が、この夏から企業内資格として、導入されました。 大阪の給食会社の「マルタマフーズ」さんです。 東京の漢方キッチンで行っている「薬膳セラピスト講座(初級・中級・上級)」を、阪口が企業での出張講座を行い、社員の方々が、会社で受講と課題提出。最後に資格が取得できるというものです。 マルタマフーズさんの担当者の方と、「薬膳を企業内資格にしよう。」と話が出たとき、どのくらいの方が集まってくれるのか、見当がつきませんでした。 日を追うごとに、参加人数が増えて、E-ラーニングの方含め、60名の方が参加してくださいました。 うれしいです! 第1回目のスタートです。 img160727-2.jpg 企業内講座では、漢方キッチンで行っている2コマ分を集中して講義。 img160727-1.jpg 参加者は、栄養士の方、現場の調理スタッフさん、食材の仕入れ担当の方たちなど。 男性の方も多く見受けられます。 img160727-3.jpg 漢方キッチンの授業は、「体験型」です。実際に食べて、舌や体でどう感じるかを、実際に体験してもらうことが大切と考えています。 マルタマフーズのスタッフさんが用意してくださった夏の薬膳を試食をしていただきました。 img160727-9.jpg 夏の疲れを癒す漢方ドリンク「五味子ドリンク」もかわいいPOP付きで紹介して試飲いただきます。 「漢方なのに、おいしかった」とうお声も。 img160727-10.jpg 職場が遠い方や、当日都合のつかないかたは、Eラーニングで学ぶことができます。 参加者の感想は 〇講義について ・毎回わかりやすく、よくわかる事例等を使っていただいて楽しく聞かせていただいている。 ・以前から薬膳には興味があり自分で調べていたが、実際に講義を受けてみて本で見るよりも実際に聞いて学ぶ方が理解しやすく良かった。 ・食材の知識を向上させることで、仕事を行う上での言葉の説得力や自信をもつことができる講義だと思う。 〇試食について ・冬瓜のゼリーは甘くて、冬瓜を使っている感じがなくおいしい。施設でも使いやすい。 ・試食の原物を見たかった。 ・緑豆は金額も安く、効能もすぐれているので仕入れでも取り扱いできるようになればもっと提案ができると思う。 などなど。仕事に活かす視点や仕入れの視点で薬膳をとらえていらっしゃいます。 「食にかかわるプロの人たちに私の薬膳の考え方をお伝えできたら、もっと多くの方に薬膳の良さを感じてもらえる!」と思っていました。 そして、それに賛同してくださる方がいてくださったことがとてもありがたいです。 マルタマフーズさんの運営する老人施設で薬膳メニューを提供させていただいています。 そして、薬膳メニューを一緒に企画する担当スタッフさんたちが、「チーム薬膳」をスタートさせて、薬膳を社内でお知らせする活動を続けて来てくださっています。 詳しくはこちら→「チーム薬膳」の活動開始 img160727-m.jpg ここまで3年。チーム薬膳の活動が、こうして、会社全体を巻き込むムーブメントのなったのは、「薬膳を学んで、施設利用者さんに元気になってもらいたい!」という、チーム薬膳メンバーの熱い思いがあったからこそ! 私もマルタマフーズの「チーム薬膳」を盛り上げて、薬膳を社員のみなさんにしっかりお伝えします~。