2019.11.24
朝日旅行の「阪口珠未と行く美味しい台湾美食同源の旅」
今回は総勢20名の参加者をお連れしました。
台中にある「中国医薬大学」の見学と中医師による脈診の体質診断。
許医師の脈を触るだけで、不調を言い当てる技に尊敬と羨望です。
みなさん、針を体に埋め込んでもらって、その場で体調が変わる人もいらっしゃいました。
後半は、普段は非公開の中医大附属病院の「漢方薬房」を見学。
病院の漢方外来の患者の薬の調合のために、かなりの人数の薬剤師が忙しそうに立ち働いています。
相当、ハイテク化されていて、漢方の粉薬は自動で分包されています。
入院患者に、煎じ薬を作る作業所があり、大容量の煎じ液を作る釜も。
台湾では西洋医学の漢方薬を患者がうまく使い分けているようで、子供や女性の病気は圧倒的に中国医学が人気があるようです。
おもしろかったのは、治療用の漢方はもちろん、予防用の漢方も多く発見しました。
ハート型のシールが貼ってある漢方「生長発育一号方」は、妊婦さんの体調を安定させ、お腹にいる赤ちゃんがスムーズに成長できるようにサポートする、言わばサプリメントとしての漢方薬です。
他にも、美肌用の漢方処方や「「男性1号~3号」など、男性用のお悩み解消の処方もあったり。このあたりは、数千年の蓄積のある中国医学の懐の深さを感じさせます。
さすが、漢方を学ぶ人たちだけあって、薬房の中で、「テンションあがる~」とか「この香りをかぐだけで、癒される。」という声。
居酒屋よりも薬屋にいるほうが、盛り上がれるという人たちです。
もちろん、お勉強だけでなく、美食、お茶づくりのワークショップ、茶園見学、オーガニック市場など予定がてんこ盛りです。
楽しく学ぶ。体験で身につける。
漢方キッチンの薬膳の学び方は、こんな感じです。