埼玉200年のお漬物屋さんと薬膳漬物

2021.5.20

こんにちは、阪口珠未です。

急にジメジメのお天気、こないだまでの五月晴れが懐かしいです。


引き続き、地方創生のお仕事にときどき関わらせていただいています。

阪口は、埼玉にある日本薬科大学の講師をつとめております。
そのご縁で、埼玉の大宮にあるお漬物屋さん「河村屋」さんで薬膳漬物の監修に関わることになりました。

前回の投稿でも「日本は世界一長寿企業が多い」とお伝えしたのですが、実はこの河村屋さまもかなりの長寿企業。

200年以上の歴史のある会社さまです。
河村屋初代・八郎衛門(1755〜1826)さんが、酒屋としての酒粕を使い粕漬のようなものを作り始めたのが始まりだそうです。
伝統の手法を守りながら、旬の野菜を使った漬物を作っていらっしゃいます。
https://www.kawamuraya.co.jp/

そして、やはり跡取りさんは女性。女系の会社なんです!

先代のお父様の跡を継がれて、前線でお仕事をされているのは、河村屋さんの3姉妹の次女の静香さん
彼女を三女さんがサポートされています。

静香さんはイタリアに美術留学されていた方で、漬物づくりへの情熱と美的センスで新しい商品をいろいろと作りだしていらっしゃいます。

例えば「旅するお漬物」シリーズで、イタリアやタイをテーマにしたお漬物。
甘麹発酵のフルーツ漬けなどなど。

お店は女性らしいセンスにあふれていて、おもしろい商品が並びます。

もともと河村屋さんには、しゃりしゃり感を楽しめる独自製法の「玉ねぎのお漬物」があるのですが、今回は、阪口がお手伝いして、薬膳たまねぎのお漬物を作ることになりました。

ここ数年は、私自身、薬膳を通して、貢献したいことが変わってきました。
季節や体質に合わせるだけでなく、日本の食材を活かしたり、地元の企業さんと協力したり、縁のある方たちと喜びを共有しながらお仕事をしたいんですよね~。

そう思ってたら、漢方キッチンが商品づくりでお世話になっている埼玉県上尾市のスパイス会社「井上スパイス」さんの社長が、新しい薬膳漬物の開発の仲間に加わってくれることになりました。


縁とは奇なるものですね。

こんな感じで、オン​ラインで相談しつつ、商品開発を進めています。

新しい薬膳漬物は、グリーンカレー(!?)風味で開発中です。

さてさて、どんな漬物ができるかな(o^―^o)

乞うご期待です。

また、途中経過など、メルマガでもお伝えしていこうと思いますので、良かったらおつきあいくださいませ。