2022.3.1
今日はあたたかな1日でした。
寒さが緩みはじめて、体調が安定しない方が増えてきましたね。
疲れやすい、めまい、動悸、息切れ、肌のかさつきやごわごわ、気持ちの焦り、うつ感など
そんな人は「血(けつ)」が足りていない可能性があります。
中国医学の考え方では、「気血水」という体の要素の中で、「血」は細胞や器官に栄養と潤いを与え、さらには、心の安定にも関与しています。
「女性は血を足りなくなることはあっても、過剰になることはない」と言われるほどに、不足しやすい要素でもあります。
女性は月経があるため、日常生活以外でも「血」を消耗します。
女性は血を常日頃から補っておく必要があるのです。
栄養学的に見ても、日本人の女性は貧血の原因である鉄分の欠乏が先進国の中でも著しいと言われます。
体の中にある鉄の65~70%は赤血球に含まれるヘモグロビン鉄です。
残りの25~30%の鉄は貯蔵鉄として肝臓や脾臓や筋肉内に存在します。
この貯蔵された鉄を「フェリチン(貯蔵鉄)」と呼びます。
血液中の鉄分は足りていても、フェリチンが不足している状態は「かくれ貧血」と呼ばれ、貧血と同じような症状がでます。
閉経前の日本人の女性では、「かくれ貧血」は5人に1人。
私たちの体は、1日に約1mgの鉄が汗・尿・便とともに体外に失われますますから1日に1mgの鉄が必要量になります。
しかし、毎日の食事で摂取される鉄もおおよそ1mg
つまり、月経やストレスなどで鉄の消費が多い時期は簡単に不足してしまうわけです。
月経過多の女性、妊婦、授乳中ではさらに消耗します。
また、貧血は鉄不足だけでなく、葉酸やビタミンB6、B12 の不足でも起こります。
上記のような症状がなくても、月経のある女性は(中医学では閉経した女性も(o^―^o))しっかりと栄養を補うのが元気で美しくいるヒケツです。
「血」を補う食材を紹介します。
例えば、なつめ、クコ、レバー、かつおなど赤い食材、黒米、黒豆、きくらげ、海藻などの黒い食材、そして貝類や魚介類など。
そして、これら補血の食材は、貧血の予防にも大切なミネラルである鉄、ビタミンB6,ビタミンB12が多く含まれる食材でもあるのです。
それぞれの栄養素が多い食材を個別に、記憶しておくのは大変ですが、「血」を補う食材として「赤い食材」「黒い食材」「海の物」と憶えておくと、すぐに思い出せますね。
おいしく料理して、日々の食事にぜひ定着させてくださいね。
今日は娘のお弁当は血を補うお弁当
茹でたレバーを濃い目の自然塩・スパイスを煮たてた煮汁につけておくと、レバーの作り置きができます。
美味しく作るコツは、塩を少し強めに効かせることです。にがり入りの良い塩を使ってください。
◆スパイスで煮た塩レバー
◆蒸し野菜
◆蓮根・木耳・さつまいも・鶏肉の甘酢炒め
◆黒米・黒豆・なつめ・クコのご飯
今週もがんばろう!
では、またね(o^―^o)