2023.1.11
こんにちは、阪口珠未です。
最近、よく見かける冬野菜「ターツアイ」
濃い緑色に、ごつい見かけ、大きいものは30㎝以上になるサイズなので、なんだか苦そうと思う方も多いようです。
でも、このごつい見かけと裏腹に、独特の風味としっかりとしたうまみがあり、火を通すと柔らかくてとってもおいしいのがターツアイ。
私も北京に留学した冬に初めてたべて、その美味しさにはまりました。
以前は、日本では見かけませんでしたが、ここ数年でスーパーにも並ぶようになりました。
ターツアイは「塌菜」と書きます。「塌」といのは、「凹んだ」「くぼんだ」という意味で、踏みつけられたように平べったい野菜のため、この名前がついています。
栄養価もすばらしく、ターツアイにはβカロテンが2400㎍と豊富。
βカロテンは体内でビタミンAに変換され、粘膜や皮膚を丈夫にし、喉や肺など呼吸器を守る働きがあります。
他にもビタミンCやアブラナ科の野菜に特徴的な解毒成分のイソチオシアネートも含まれます。
これから風邪をひきやすい時期には、ぜひ食べていただきたい野菜のひとつ。
薬膳の効能は、肝と脾の働きを高め、五臓の通りを良くして解毒効果があります。
味は平で甘で穏やかなので、子供からシニアの方まで安心して食べられます。
北京にいるときは、ニンニクとオイルで、さっと火を通して食べるのがポピュラーでしたが、私のお勧めはなべ物。
白菜の鍋は冬の風物詩ですが、白菜の代わりにターツアイをたっぷりと使います。
豚肉との相性が抜群なので、この組み合わせにすると無限に食べられます(^^;
一人1束ぐらいのターツアイはアッと言う間。
しらたき、きのこなどと合わせてデトックス効果もアップ。
翌朝もスッキリです。
材料4つで超簡単。
寒い日にラクチンに養生してください。
【1日1養生39 ターツアイで感染予防~
材料4つ簡単養生鍋】
2人分
ターツアイ 2束
豚ロースしゃぶしゃぶ用 200g~300g
しめじ 1パック
しらたき 1パック
1. 鶏ガラだしを作り、塩、白だし、塩で味を整える。
2. 材料を食べやすい大きさに切る。
3. ダシを火にかけて、材料に火を通す。
4. 好みで、ユズ、葱などの薬味を添える。