2つの伝統の知恵を現代に活かす~薬膳発酵クラス

2023.6.1

6月からスタートする「薬膳発酵クラス」

http://kanpokitchen.com/school/hakko/

講座を担当する講師の先生からのメッセージをご紹介しますね。

全9回の「薬膳発酵クラス」を受講していただくと、さまざまな発酵食品についての系統的な知識と

家族に喜ばれる、健康になる「おいしいレシピ」が手に入ります。
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岡山真弓講師

30年以上薬局現場で患者さんに接し、薬膳・漢方・手つぼ・発酵食などを組み合わせた指導を行う「ハイブリッド薬剤師」

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こんにちは

漢方キッチン講師の岡山真弓です。

近年はまれにみる発酵ブームですね。

皆さんは発酵食品に対してどんなイメージを持っていますか?

私は美味しいものの宝庫、石川県金沢の出身。

金沢ではかぶら寿司(ぶりを挟んだ蕪を米麹で発酵させたもの)という郷土料理があり、各家庭で冬になると作られます。

夜のこたつの温かさを利用して麹を発酵させるのですが、私はその香りがあまり得意ではなく、この季節は憂鬱だったことを今でも覚えています。

同様にぬか漬けや納豆、甘酒などの発酵食品は香りが苦手で遠ざけてきた気がします。

 

「発酵食品は健康によい!」という言葉を信じて、自家製ヨーグルトから甘酒などいろいろ試してみたものの、それらの発酵食品を美味しくアレンジしたり、展開したりするレパートリーもなく、すぐに飽きてしまって、挫折したことのなんと多いことか!!

 

そんな私が薬膳を学ぶようになって、薬膳的にも「発酵食品は手軽に身体の状態を整えることができるアイテム」だということが分かり、さらに、おいしく作るコツや、アレンジレシピ、使い方なども積極的に学ぶようになりました。

例えば、

発酵食品がどのように作られているか

どのように身体で働いてくれるか

発酵食っていつからあるの?
などなどを学ぶうちに、

 

今では自宅で種麹とお米から「米麹」を作ったり、甘酒や醤油、キムチを作ったりするほどの「発酵マニア」になりました。

私は薬局でお薬を渡すときには、食生活もアドバイスするよう心がけています。

以前勤めていた小児科ではアレルギー疾患(アトピーや鼻炎、喘息など)の患者さんが多く、お母さま方には納豆や味噌汁(パックではなくちゃんとした味噌で作ったもの)塩こうじで漬けた鶏肉など腸活を意識したメニューを提案していました。

そうすると食事を改善しなかった患者さんに比べて、頑張ったご家族は劇的に肌の調子が改善し、鼻炎や喘息も軽減していくことを身をもって体験しました。

 

薬膳的に腸と肺の関係はわかっていましたが、それに一役買ってくれるのが発酵食品です。

また今、腸に関する研究が大注目されていて、2010年ごろからは菌のDNA解析が飛躍的に進み、どんなタイプの腸内細菌を持っているか、持っていないかによって、かかりやすい疾患があることが解明されてきています。

 

また、ある種のビフィズス菌をマウスに投与すると大腸が若返り、寿命が伸びることが証明されています。

そんなこんなで発酵食は今や注目の的!

 

みなさんも、ブームに乗って、発酵食をやってみたけれど

「使いきれない」

「レシピがワンパターン」

「おいしく使いこなせない」

「どんな効果が具体的にあるかがわからない」など

 

そんなことはないですか?

 

第1回目の講座では、「発酵の成りたち」「発酵食を生む微生物の種類」「身体への働き」、「どうして発酵食品が身体に良いの?」「身近に発酵食品を取り入れる方法」など盛りだくさんの内容でお伝えしていきます。

 

講義はハイブリッド形式

前半は「発酵についての講義・玉ねぎ麹の作り方」を紹介します。

後半は調理実習。

スタジオ参加の方は一緒に料理を作って試食。

オンラインの方は、「薬膳素材と麹」を一緒にお送りしますので(生鮮食品はついていません)

動画を見ながら、自宅ですぐにお作りいただけます。

 

ぜひ、自分のカラダを守りながら、伝統文化も学べる発酵薬膳講座、一緒に学びましょう

 

<オンラインの人でも手軽に参加できる材料付き講座>

 

http://kanpokitchen.com/school/hakko/

料理動画は別途ご準備し、薬膳素材もお送りするので、遠方の方でも、スタジオと同じクオリティの内容を学んでいただけます。