「何も無い」からこそ、できること

2023.7.4

漢方キッチンがお世話になっている

税理士事務所の担当の先生は

税理士資格を持っていません。

 

その税理士事務所は、ある大手の不動産部門の登記を

一手に引き受けている割と大手の組織です。

(で、うちはその中で最も零細な顧問先です(^^;)

先生は、オーナーであり税理士である「社長」と2人で

2人3脚で今の事務所を作り上げて行かれたベテランさんです。

でも、ちょっと普通の税理さんとやってくれる内容が違うのです。

 

 

もちろん、決算や資金繰、税金など

一般的な「やるべきこと」は

そつなくこなしてくださるのですが、

特別なのは

「人をつなげるのがうまい」のです。

税務の話で先生に会いに行くと

ひととおり経理の話が終わったら

「こんなビジネスをやっている人がいてね。」

「こんなお店にいったらおもしろかった。」

という脱線になります。

 

 

そして

「阪口さんのヒントになるかもしれないから、会ってみたら?」と

オーナーさんを紹介してくれたり

お店を紹介してくれたり

(そのお店のオーナーを先生が知らない場合も多い(⌒∇⌒)

 

 

実際、オーナーさんに会いに行ったり

お店に足を運ぶことで、

 

 

私の仕事にプラスになるアイデアをもらったり

実際に、一緒に仕事をすることになったり

よき展開になることが多いのです。

彼の人と人をつなぐセンスと嗅覚に驚かされます。

そしてそれは、

彼に「資格」が無いからこそ

磨かれた能力とセンスなのだなと感じるのです。

 

資格があれば、資格を使って、その業界で

仕事をしていくことは難しくないです。

 

でも、それが無い場合、

「資格」以外の他の能力が無ければ

その業界で生きていくことはできません。

 

「何も無い」ことのその切迫感が、

彼個人の「先生だけの能力&魅力」を開花させ

育てたんだと思うのです。

薬膳を勉強した人が、よく言われるのは

 

「人にアドバイスしようと思うですが、資格もないので」

「これと言って、とりえも無いから、だれかの役に立てる自信がない」

 

 

でも、「何も無い」からこそ

「自分」という人の魅力や能力を

育てることができるとも言えるのです。

 

日本という「バランス感覚」が強く求められる国で

妻をこなし

母をこなし

嫁をこなし

もしかしたら、会社の組織員もこなしている

 

それを「やってきている」だけで

 

人の話を聞き、理解し、癒せるという

「共感力」を

日本人の女性はみんな持っている気がしています。

 

 

「薬膳」「中医学」はひとつの「ツール」です。

それを学ぶことが目的なのではなく、

その「ツール」を使って

 

自分を、周囲の人を、

より幸せな状態にしていくための。

 

「私には何もない」と思っている「あなた」がいるとしたら

「何もないことこそが能力です。」

薬膳をすでに学んだ人は、

それを使って自分も、周りの人の人生もサポートしてあげてください。

これから、学ぶ人は

薬膳や中医学を通して

自分の魅力を開花させていってください。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

先日、会社の仕事内容を記載してある

「定款」を書き換えるために

先生と相談しました。

 

阪口:「これからやる可能性のある仕事を

定款にすべて盛り込んでおきたいんですが、

何を入れておいたらいいですかね?」

 

先生:「宇宙開発とか、どうですか?やらないとも限りませんよ。」

阪口:「『人間の意識の宇宙』を開発する仕事はするかもしれないですね~。」

 

来月書き換える、漢方キッチンの定款に

「宇宙開発」が追加されます(o^―^o)

 

 

#才能開花
#自分を愛する
#自分を育てる
#漢方キッチン
#漢方薬膳研究家阪口珠未