2024.10.11
こんにちは
阪口です。
急に温度が下がってきましたね。
先日、LINEに「ちょっと助けて欲しい」と連絡がありました。
近所で自然食療法を教えているおばあちゃんからです。
「パソコン仕事を手伝ってくれている人が、病気になってしまったから、携帯の写真をパソコンに入れられない」とのこと。
このおばあちゃん、なかなかすごいおばあちゃんなのです。
自分で自然農法の野菜を育てながら、その野菜を使った自然食レストランをやっていました。(7月末で閉店)
埼玉には「見沼たんぼ」という大規模緑地空間があり、そこで首都圏に出荷する様々な野菜が栽培されいてます。
彼女は、そこで数人の仲間と広い畑を維持して、EM農法で野菜を育てています。
私は、時々伺って、自然塩で漬ける味噌や蒸しおこわなどの伝統的和食を教えてもらっています。
先日、時間を作って、おばあちゃんのお家へ行き、依頼のあったPC作業をして差し上げました。
ついでに、自分でもできるように、「携帯からPCへの写真の移行」、「ワードの写真の挿入方法」などを教えたところ、大喜び。
一緒にその作業を復習しながら、
「うわ~、すごい、私こんなこともできるようになるなんて、
何か、お姉さんになったみたい!!」
(・・・っていうか、十分お姉さんなんだけど( ´艸`)
ひとしきり作業が終わって、帰ろうとしたら
「私が作った山芋すいとんを食べて行って。」と言います。
出していただいたのが、こちら
彼女が育てやかぼちゃ、ナス、キュウリなどたっぷりの野菜の中に、
3年がかりで育てたという山芋と米粉で作った「スイトン」が入っています。
いただくと、味が深くて、めちゃめちゃおいしい!
「これ、出汁は何かしら?」と聞くと
「いい野菜を煮るときは、出汁が邪魔になるから、使わないのよ。これは『玉酒』って言って、酒、塩だけで煮るの。酒はけちっちゃだめよ。
野菜の味がよくわかるでしょ?」
確かに、それぞれの野菜の持つ味がはっきり感じられます。
普段、ダシのおいしさに頼って料理作ってる事に気づかされました。
「今日は、ホントにありがとう。これお礼に持って帰って。」と
お手製をお野菜がお土産です
山芋は化学肥料を使わずに、この太さに育てるのに3年かかったそうです。
大きな袋を下げて、おばあちゃんの家を後にします。
「PC作業を教えて、野菜をもらう。」
縄文時代の物々交換みたいです。
私だけでなく、すでに時代は「貨幣経済」以外の「ご縁の経済」へと動きはじめているのかもしれませんね。
さて、このおばあちゃん、自然栽培で野菜を育て、砂糖、乳製品を使わない自然食を食べ、加工品は使わず。。。。と健康オタクのように見えるのですが。。。。
実は、私としゃべっている間に、camelを2本
「プカ~。」とやってます。
あぁ、陰陽だなと思います。
これぐらいのゆるさといい加減さがあるからこそ、彼女は、こんなに健やかでいられるのだと。