2025.6.30
こんにちは
阪口です。
いつもご覧いただいてありがとうございます。
お元気でお過ごしですか?
5月から「珈琲断ち」をしています。
実家の母の病が重くなり、5月に関西に会いに戻りました。
遠く離れているとなかなかリアルにやってあげられることは無いのが歯がゆい。
ちょっと古風ですが、「好きなものを断つ」というのをやってみることにしました。
私が一番好きなものは何かな~と考えたら、一番最初に浮かんだのが「コーヒー」薬膳料理家らしいドリンクとは言えないですね(^^;
でも、コーヒーの香りが大好きです。
朝、窓際のテーブルに座ってペンとノートを手元におき、豆から挽いて入れるコーヒーを飲む「妄想タイム」は私にとって大切な時間。
一番好きなものを断つのが、お約束らしいので、大好きなこのコーヒーを止めてみました。
最初は、コーヒー無しで1日を過ごすこともむずかしく、ちょっと後悔。
朝の妄想タイムも楽しくありません。
でも、「とにかく1カ月はやろう!」と続けているうちに、
あることを発見したのです。
好きなものを断つと、しょっちゅう「そのこと」を思い出すんですよね。
「あー、コーヒー飲みたい」
「あ、飲まないようにしてるんだ。」
「お母さんのためにコーヒーやめてるんだった」
「お母さん、今日は元気かしら。回復してね!」
という思考回路になるのです。
つまり、好きなものって、好きゆえに「何度も思い浮かべてしまう」ことになり、
その好きなものを思い起こすたびに、そこに紐づいて「母のことを思う」ことになるのです。
つまり、これは「祈ること」なのだと発見しました。
「珈琲が飲みたいな~っ」て思うたびに、「母の回復を願う」ということが何度も繰り返されれば、それが何らかの形で届かないはずが無いのですよね。
自分でやってみるまでは、「〇〇断ち」とは
「何かの実現のために、何かを我慢すること」トレードオフような考え方だと思っていました。
でも、実際やってみると、そんな浅い意味ではないのだとわかりました。
いや、故人の発想力はすごいと、本当に感動しちゃいました。
目下のところ、コーヒーの代わりに朝のドリンクとしていろいろなもの挑戦中。
チャイスパイスに脳の働きを良くするオーガニックのターメリックにオーツミルクを入れてゴールデンミルクなるものを飲むのがお気に入りです。

でも、来月は娘のいる地方都市に数日出かけて、カフェ巡りをする予定。
来月は珈琲断ちはお休みです。
「行動する」ことが大切なのではなく、「行動の下にどんな思いがあるか」が大切だから。
母を思いながら、おいしいコーヒーを楽しんでこようと思います。
あなたの一番、好きなものは何ですか?
好きなものを断っても、実現したいことってありますか?
このブログをきっかけに、あなたの大切なことに思いをはせてもらえたら、うれしいです。