暑い夏の天然の清涼剤

2025.7.20

こんにちは、阪口です。

先日、北海道に進学した娘のところに行っていました。
その際、寮の管理人さんとお話をしていたら

「少し前までは札幌の学生寮は、クーラーの代わりに冷風機がついている部屋が多かったのですが、ここ数年で、ほとんどクーラーに変わりました。」

とのことでした。

全国的に熱帯化が進んでいますね。

シニアや子供さんがいらっしゃるおうちは、対策していきましょう。

特に後期高齢者は、「心」の働きの低下から「心熱」がこもりやすくなります。

心機能が相対的に低下してくるため、体温をうまく調整できず、熱中症になりやすくなります。

また、子供は中医では「陽気が亢進しやすい」と言われます。
実際、子供の汗腺は大人に比べて発達が遅れており、汗をかいてもすぐに体温を下げることが難しかったりするため、体内に熱がこもりやすく、熱中症のリスクが高まります。

「夏のお守り・生脈散」の他、家に「この食材」を取りあえず、常備しておきましょう。

さて、常備しておいていただきたい食材は「スイカ」

スイカは「天然の白虎湯(びゃっことう)」とも称されるほど、薬膳的にも非常に優れた“涼”の食材です。
体の中の熱をとって、余分な水分を排出し、夏バテを防ぎます。

前述の「白虎湯」は中医学の有名な清熱剤で、

・激しい熱感
・のどの渇き
・汗が出るのに熱が下がらない
など、夏の熱中症や高熱症状に使われる漢方薬です。

スイカにはこの白虎湯に近い作用があり、薬効が穏やかで美味しく、気軽に摂れる自然の清涼剤として重宝されています。

栄養的にも、シトルリン、βカロテン、リコピンなど、血液の流れを促進して、血液の流れをサラサラにするような成分が含まれるので夏に負担がかかりやすい心臓をサポートしてくれます。

私の生徒さんの中にも、熱中症で病院で点滴を受ける方が、毎年数名いらっしゃいますが、熱中症の後のだるさや疲労感が、スイカを食べると良くなる方が多いです。

改めてスイカの効果を実感しますね。

使い方は、「スイカをカットして冷蔵庫に常備しておくこと。」

午後の暑くなってくる時間帯や夕方の疲れやすい時間帯に、少し食べるだけでも
体がラクになります。

また、スイカの本体よりも皮の部分の方が薬効が高いと言われています。
スイカの皮の部分は「西瓜翠衣(すいかすいい)」、利尿や夏バテ防止、のどの渇きをいやす漢方としても使います。

スイカの身の下の白い部分を捨てずに使っていただくと、スイカよりもさらに薬効の高い夏バテ防止の食材として使うことができます。

連休中の今日のランチは、
・シンガポールチキンライス
・スイカの皮のマリネ

だんなちゃんが、午後の暑い時間から出勤なので、暑さに負けないメニューにしました。

【スイカの皮のマリネ】

スイカの皮   (緑の皮だけを除く)
クコの実

リンゴ酢
メープルシロップ
とろろ昆布

作り方

1)スイカの皮は千切りにして、塩を軽く振って絞る。
2)クコ、ちぎったとろろ昆布、リンゴ酢、メープルシロップを加えて混ぜ、1時間ほど冷蔵庫で置く。

※冷蔵庫で3日ほど保存可
さて、以前私からのレターで「生脈散」についてお伝えしましたが、以下のようなお問い合わせを多くいただいいます。

「高齢の親に、熱中症対策で、生脈散を服用させたいが、すでにたくさん薬を服用しているため、飲みたがりません。なにかコツがありますか?」

薬の服用方法については、薬機法で決められているため、食べ物に混ぜるなどのアドバイスをすることができません。

生脈散をご購入された方には、阪口珠未の「火を使わずに作れる熱中症対策レシピ」2点と「薬膳惣菜レシピ」を1点をプレゼントしています。

さらに、追加で高齢者の方に飲んでいただくコツもお知らせしますので、カートの備考欄に「レシピ希望」と書いてください。

「漢方キッチン通販サイト」

https://kanpokitchen.cart.fc2.com/

通販サイト:夏休み前キャンペーン

6月27日(金)~7月21日(月) ご購入者限定(!)

商品お買い上げ金額,3,300円毎に「阪口珠未プロデュース『薬膳茶』1包」をプレゼントさせて頂きます