2013.1.19
今回の旅のもう一つの目的は、おいしい棗の買い付けルートを確保すること。
無農薬ということで、日本に輸入されているものでも、本当にそうなのか、信用できない。
今回は、中国人の知り合いに頼んで、政府要人に食材を提供しているという会社を紹介してもらった。
その人のオフィスは、私の止まったホテルからすぐ近く。
近くの四川料理の店で、待ち合わせて、昼食を一緒にとってから、彼のオフィスへ。
オフィスへ訪れると、なんだか、ものすごく広い部屋。
応接間には、すでにお客さん姿が。。。。
「先客かしら?」と訊くと
「私のマッサージ師だから、気にしなくていいよ。」とのこと。
お部屋を探検してまわることにした。
「ここは何?」
「マージャン部屋だ。」
「こっちは?」
ばがでかいデーブルに、すずりが置いてあって、半紙積み重ねられている。
「書道部屋。ここで、お客さんが好きに書を楽しむんだ。良かったら書いてもいいよ」
「私、書けないからいい。」
いったいここはなんなんだ??
しばらくすると、窓際にのテーブルに、茶を淹れるからと通された。
下にお湯が流れるタイプの茶道の専用のテーブルだ。
貴重なお茶らしい。ただ、飲んだことのない味で、私には、貴重さがわからなかった
でも、水はおいしい。
「この水、おいしいですね。」というと、
「これは、売り物じゃないんだ」という。
要人に提供するために、ボトリングされている水らしい。
水の箱に「内供」の文字。つまり、売り物でなくて、内部で流通する品物という意味。
無農薬の棗と、クコを試食させてもらって、輸入の方法などを、相談する。
そのあと、干しブドウもいいのがあるんだと出してきた。
思わずのけぞる。
干しブドウがカプセルシートに入っている。
「なんのために、こんな風にしてるの?」と尋ねると
「为了卫生。(衛生のため)」との答え。
もう、だめだ、可笑しくて可笑しくて、笑いが止まらない。
「何をわらってるんだ??」とけげんそう。
要人用ゲームセンター、堪能しました。
干しブドウは、輸入しないと思うけれど、話のタネに欲しいな、これ。