無理せず、でも効果的に・・・

2009.3.28

 最近、夫が疲労からのどの痛みと熱感が引きません。舌を見ると痩せて赤い。中国医学では「陰虚」という状態で、体液不足から熱感、ほてり、のどの痛み、寝汗などの症状が起きます。
病院で抗生物質をもらって飲んでいますが、帰宅は夜中12時を過ぎる毎日なので、なかなか治りきりません。
 家でしっかり休めばよくなるのは、わかってても、そうもいかない。そんなときは、これ以上悪化しないように、そして予後が長引かないように食事に少し気を配ります。
 陰虚の状態のときには、体に熱を持たせるような食材、にんにく、羊、辛みの強いスパイスなどを控えます。そして熱を取り、解毒効果の高い食材を使います。
 私も薬膳でしっかり治そうと気負うとしんどいので、食材の効き目を効果的に組み合わせて、シンプルに作ることにしています。そのほうが作るほうも、作られる方も楽な気がします。
 今回の夕食のうち、以下3品は夫用のメニュー。
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セロリ、豚もも、キクラゲ、クコの塩炒め
セロリ、きくらげはからだの熱を穏やかに取り去り、クコは不足した体液を増やします。
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ごぼう、干ししいたけ、切り昆布の炊き込みごはん
こちらの食材も解毒効果のある食材
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缶詰のすっぽんスープ。これに煮だしておいた西洋人参の液を加えて温めて器へ
すっぱんは、体液を増やします。
 翌日には、「体がだいぶ楽になったみたい。」というので、ちょっと安心しました。
でも、少し良くなると、すぐ油断するんです。その翌日の夜「体がしんどい~」と言います。
夕食に何を食べたかを訊ねると、某ファーストフード店の鶏の唐揚げを4ピースとスコーンと白状しました。私の努力ってなんだったかのかしらって思っちゃいます。はぁ~。
今回のことで、食事だけで健康になれるわけではないけれど、食事を軽く見ちゃいけないって、少しは懲りたかなあ??