薬膳で子供のおべんとう

2008.3.24

私が仕事のとき、娘が通っているのは、「保育ママ」さん。保育士の資格をもつ方が、自分の家庭で3~4人の年齢の違う子供を預かってくれます。保育園と違って、人数が少ないので、オーダーメードに近い保育をしてくれます。兄弟のいない娘にとっては年齢の違う子供と接するのも、貴重な体験です。この制度、とっても気に入っているのです。
 けれど、保育ママさんの特徴は、昼食が出ないこと。最初は、毎朝、子供のお弁当を作るために早起きしていたら、疲れてしまいました。
 今は、がんばりすぎないで、前の日の夕食に手を加える程度にしたら、楽になりました。子供が喜ぶような、お絵かき弁当を作る余裕もないので、お弁当の中身はいたってシンプルです。
 薬膳を仕事にしていると、「子供に薬膳のお弁当食べさせているの?」と聞かれます。我が家の普段の食事は、薬膳といっても、子供に合わせて、生薬はほとんど使わないし、旬のお野菜が中心。あれがダメ、これがダメときびしい食事の制限もしません。
 いつも気にかけていることは、野菜をなるべく多く食べさせる工夫をすることです。娘は1日2回大きなうんちをしますが、外食で肉が多かったり、加工品が多い食事をすると、とたんに便の匂いがきつくなったり、軟便になったりします。
 子供だけでなくて、人間のお腹の状態と体調ってけっこう関係が深いので、体調をキープするためにも、お腹の状態を整える食事を心がけたいですね。
 今日のお弁当も、前日の夕食に手を加えて作ったものです。

 アボカドと新ジャガの味噌あえ
 いかなご入りおにぎり
 カリフラワーとマカロニのトマト炒め

 鶏肉のタイ風グリル
 青梗菜の胡麻和え

 便秘の子供には、野菜に合わせて、ゴマなどのナッツ類を使ったり、アボカドを食べさせたりすると便通に良いようです。