2012.8.23
北京に旅龍立つ前は、
「○○のレストランに行ってみよう。」とか
「京劇は、梨園で。」とか
いろいろ想像してたのだけど、
北京に行ってみたら、全く違う生活がありました。
毎日、音楽を聴きながら、地下鉄で通学して、レッスンが終わったら、野菜を買って、おうちでお母さんとご飯を作って、子供の宿題をみて、寝る。
シンプルで、飾り気のない生活。
北京で、得たものは、「余裕」だったかもしれません。
北京へ旅立つ、少し前から、だんだん枯れてきていました。
泉が枯れるように、湧きだすものが無くなってきているようでした。
仕事と子育ての時間をやりくりしながら、いつもいつもどこか急いる日々。
仕事や家庭から、もらっているエネルギーと、与えるエネルギー。
収支があっていないようでした。
北京に行ったのは、もらいたかったのです。
かつての老師に、
「今日、ジャージャー麺を作っておいてあげるから、お昼たべにおいで。」
と言われる、一言がとてもうれしかった。
家に帰るとおかあさんが、ご飯を作ってくれていて、
「夕飯は、餃子だよ。」って。
ほっとした。
李先生のレッスンで、
「こんな患者の場合は、どんな症状がでるか言ってみて。」
試されるのが、ワクワクした。
生きることはエネルギーをやり取りするということ、
私の泉が枯れたら、他の人の喉の渇きを潤すことはできない。
私の泉は尽きたわけじゃなかった。
のどの渇きを潤してくれる泉があったことに感謝。
そして、泉の水を汲みに行くことを許してくれた周りの人たちに感謝。
また、私がどなたかの泉になれますように。
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薬膳料理家 阪口珠未の漢方キッチン
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