2016.4.18 日々思うこと 阪口珠未ブログ「未来を信じてる」 ~九州で起きた地震の被災者のみなさんの無事のお祈りし、支援のために、すでに行動を始めていらっしゃる方たちに、敬意を表します~ある修道女の方に教えていただいたことがあります。「人間は、自分のためだけ、というのはがんばれないもの。だれかのためを思って、日常の労働をすること、それは祈りをささげることなんですよ。」震災で大変な苦しみを味わっていらっしゃる方たちのために、寄付やボランティアなどのお手伝いは、ぜひ必要ですね。そしてそれ以外の、今、すぐにさせていただけることのひとつが「祈ること」かもしれません。以前、非常につらい局面にでくわしたとき、ある修道女の方にいただいた言葉でした。「毎日の生活の中での労働、例えば、掃除や洗濯などの人の目につかない仕事。これは、いやだなぁと思うようなできことが起こったとき、それらをこなすときに、『この仕事を自分が丁寧に行うことで、○○さんが幸せになる』そう思ってみなさい。そうすれば、意味がないと思っていた、ルーティンの仕事も、いやな出来事も、ココロをこめて誰かの幸せを願う、つまり祈ることになるんですよ。」それ以来、しんどいことや、つらいことがあるときは、「これをがんばれば、○○の病気が良くなる」とか、「これを、クリアすれば、△△ちゃんが元気になる。」って思うようにしています。そうすると、不思議なもので、いやな出来事をがんばれる気持ちになったり、“誰かのために”と思った人たちのことを、愛をもって身近に感じることができるようになりました。九州の地震で、避難されている皆様方の無事を祈りつつ、私は、私の仕事を、心をこめて、愛をこめて、今日もやりたいと思います。毎月薬膳レシピが届くメルマガ『楽膳クラブ通信』は登録無料!簡単で美味しい薬膳を、食卓に取入れてみたい方はご登録ください。登録はこちらから薬膳料理家 阪口珠未の漢方キッチン