2015.4.8
4月4日(土)に阪口すみと薬膳セラピストたちで開催した、『薬膳さくらまつり』おかげさまで、大盛況となりました。
当日のメニューは、すべて、春らしい「花びら」を使ったメニュー。
その中でもご好評をいただいた『バラのクコの美肌ケーキ』のレシピを、今日は、ご紹介します。

バラは、中国の宮廷美容に欠かせない薬膳食材のひとつ。
実はレッキとした漢方薬です。
名前は、『玖瑰花(マイカイカ』といいます。
ホルモンバランスを整える働きがあり、血の巡りをよくして、肌色を明るくします。
さらに、リラックス効果も高いので、イライラや気持ちの落ち込んだときなどに使うと、リフレッシュさせる働きもあります。
楊貴妃の時代から使われていたという記録があり、清の時代の女帝、西太后(せいたいごう)も自分のバラ園で、バラを育てさせ、食事や入浴剤に使っていました。

今回は、バラの花とクコの実をたっぷり加えたバラのケーキの作り方をご紹介。
ケーキには、西太后が使っていた『玖瑰醤(マイカイショウ)』というバラのジャムを添えます。
おいしく食べて、きれいなる、バラのケーキをお楽しみください!
バラとクコの美肌ケーキ
材料 パウンド型17×5.8×5.3
A
薄力粉 110g
ベーキングパウダー 小さじ1.5
B
卵 2個
砂糖 65g
キャノーラ油(または、グレープシードオイル) 大さじ2
ローズレッド(花びらだけのもの) 4g(熱湯45ccでもどす)
クコ 20g(水45ccでもどす)
豆乳 30cc
作り方
下準備:オーブンを180度に温めておく
1.Aの材料を振るう
2.Bの材料を混ぜ合わせる
卵と砂糖、油が良く混ざったら、ローズペタル、クコの戻したものを汁ごと、豆乳を加えてまぜる。
3.2に1を加えて、満遍なくまぜる。
4.パウンドケーキ型に入れて、180度で45分~50分焼く。
5.竹串をさして、種がついてこなければOK
6.ビニール袋に入れて冷ます。(しっとりさせます)
7.カットする

バラのジャム~玫瑰醤(マイカイショウ)~
材料
ローズレッド(バラの花びら)=花びらのみ 5g
ローズドットの場合は、ガクと花芯を取り除き、花びらのみで5gになるようにする。
水 250cc
きび砂糖 60g
ペクチン 5g
レモン 適宜(色がピンクに発色するまで、見ながら加える)
作り方
1.鍋に水とローズを入れて火にかけ、沸騰したら火を止めて5分程おく
2.花びらを編みじゃくしですくって取り出し、とっておく
3.ペクチンときび砂糖を合わせて混ぜる
4.2に3を加えて火にかけて弱火で煮る
5.とりおいた花びらを4に加えて混ぜ合わせ、レモン汁を加える
6.密閉びんに入れて、冷蔵庫で保存する
ケーキに添える。紅茶にいれるなど、デザートソースとして、使える
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