2016.9.19 薬膳料理 阪口珠未ブログ「未来を信じてる」 最近、巷で、スーパーフードとして、人気上昇中のクコの実。 薬膳では、アンチエイジング、美肌、眼の老化防止に、活躍中の食材でもあります。 今回は、クコの実の多彩な薬効とおすすめの食べ方をご紹介します。 海外セレブやハリウッド女優のミランダ・カーがエイジングケアとして愛食している「ゴジベリー」 この『スーパーフード界の女王』と呼ばれるドライフルーツは、薬膳をされている皆様にはお馴染みのクコの実のことです。 クコの実は、タンパク質、抗酸化物質、必須アミノ酸、20種類以上のビタミンやミネラルを豊富に含んでいます。 「不老不死の実」と呼ばれヒマラヤの僧侶が健康増進や長寿。スタミナ補給のために、クコ茶にして飲んでいた…と言われる栄養価の非常に高いベリーです。 また楊貴妃も毎日食べていたそうです。 そして戦国時代で1番の【健康オタク】として知られる徳川家康が、クコの実を食べて74歳まで生きたと言う話は有名です。 さて! 美容の話に戻しましょう。 最近のNY女子の間では、スムージーやスイーツ。ゴジベリーティー。(エキゾチックな香りにカフェインですが人気の理由だと言われています。) そしてゴジベリーとミックスナッツやチョコなどのスナックがおしゃれな美容食として人気があるようです。 このゴジベリー。 実際には私たちの体にどのような効果があるのでしょうか? 1:ダイエット効果 ●ビタミンB2 →脂質の代謝効果があり、脂肪燃焼のサポートをします。 ●ベタイン→肝臓に脂肪がつくのを防ぎます。また脂肪の排出も流します。 ●食物繊維→腸内環境を整えます。便秘の解消にも効果があります。 2:高血圧や動脈硬化、生活習慣の予防。 ●ビタミンC ⚫︎βシートステロール→血中悪玉コレステロールを減らします。 ●ルチン→毛細血管の弾力性を保ち、血流を良くして動脈硬化の予防または改善に効果があります。 血管収縮作用が高血圧の予防、血圧降下作用があります。 3:冷え性や肩こり、腰痛の改善 ●ルチン ⚫︎ヘスペリジン→血管を強くし、血流をスムーズにします。血行不良からくる肩こり腰痛を改善します。 4:美肌美白効果 ●ベータカロチン ●ビタミンC ●タンニン →高い抗酸化作用がありしわ、しみ、そばかすを予防し、 肌にハリと若さを保つ効果があります。 ●ベタイン→保湿性が高く浸透力も優れているので、肌や髪に弾力と潤いを与えます。 5:目の疲れ、眼病予防 ●ゼアキサンチン→視力低下、白内障、緑内障の予防。加齢に伴う眼病予防に。 6:PMS、更年期の辛い症状を改善します。 ⚫︎βシトステロール→ホルモンの働きに関わる作用があるので、PMS、更年期症状の改善だけでなく、男性の薄毛や前立腺肥大の予防改善にも。 7:疲労回復に。 ゴジベリーは食材のなかでも特にビタミンB2が豊富です。 食べる量は1日3粒〜20粒ほど。 妊婦や授乳中の方は体調に注意をしながらめしあがってください。 クコと甘酒のスイーツ クコ 8g 甘酒のフリーズドライ 1パック (かた練りタイプの甘酒は 50cc) なつめチップス 3g(または普通のナツメ1個を種を抜いて細切りにする) ①鍋にフリーズドライ甘酒とクコの実、水 50ccを加えて、15分ほどおく。 (固練りタイプの場合は、水30ccにクコを加えて、15分ほどおく) ②火にかけ、温まったら、器に盛り、なつめチップスを乗せる。 電子レンジの場合は ①の後、レンジで1分ほど温めます。 甘酒は、お腹を温めて、腸の働きを整えます。腸が整うと肌が改善されますので、肌の透明感が出てきます! なつめは、血を増やし、肌色を明るくします。 クコとあわせることで、美容効果がアップするんです。 さらにプラス食材で薬膳効果アップです。 むくみやすい人は⇒茹でたハトムギを加える⇒ 潤い不足なのに、むくむやすい⇒炒り黒豆を加える 和風のパフェみたいで、おいしいですよ~。 ぜひ、お試しください! 毎月薬膳レシピが届くメルマガ『楽膳クラブ通信』は登録無料! 簡単で美味しい薬膳を、食卓に取入れてみたい方はご登録ください。 登録はこちらから 薬膳料理家 阪口珠未の漢方キッチン