菊飯

2008.9.30

菊の花が八百屋で売られる季節になりました。中国では9月9日「重陽の節句」に、菊の花びらを浮かべたお酒を飲むと、不老長寿になるという言い伝えがあります。
 不老長寿というのは、大げさですが、菊は、漢方薬としてもよく使われる食材です。
 イライラ感や、のぼせ、高血圧などは、「気」が上昇した状態とされます。菊は、上昇した気を鎮める働きがあり、食べると気が落ち着いて、リラックスすることができます。
 今日は、菊飯を作ってみました。
材料は、ごくシンプルです。菊菜のさわやかな香りと菊の花のほろ苦さで、食べると気分が落ち着きます。
 ちょっと、気ぜわしかった一日の夕食に、さっぱりとした菊飯、おすすめです。

材料(4人分)
春菊 1羽
食用菊(黄色)  1パック  
食用菊(紫)   1パック
ちりめんじゃこ  大さじ2
ごま       大さじ1
煮干と昆布でとった出汁 大さじ4
うすくちしょうゆ 小さじ4
雑穀ごはん   4膳分

作り方
①たっぷりのお湯で春菊をさっとゆで、ざるにあげ、水気をしっかり絞り、小口に刻む。
ちりめんじゃこ、ごま、煮干の出汁小さじ2、うすくち醤油小さじ2を入れて、よく混ぜる。
②食用菊は、あらって、ガクからはずす。熱湯を沸かして、酢を少々いれ、黄、紫の菊の花びらを順番にゆでる。10秒ほどで引き上げて、流水で冷ます。
水気を絞る。
③黄、紫の菊を大さじ2づつ使う。それぞれ、煮干のだし小さじ1とうすくち醤油小さじ1で和えて味付ける。
④ご飯を盛り、①③を上に乗せる。