2013.1.6
最近、薬膳ノウハウ提供の仕事に遠方が増えてきた。仕事が大好きだから、どこへ呼ばれても、とてもうれしい。
でも、東京近郊の仕事なら、頻繁に顔を合わせて、レシピを作り、確認することができるけれど、遠方だとそれがむずかしい。
先日始まった仕事は、レストランの現場の調理師さんとは、顔を合わせずに、総括する本部の方とテーマを決め、メニューを組み、食材を選び、仕事がスタートした。
しばらくして、できあがった料理の絵が頭の中で、描けなくて、どうもしっくりいかない感じがする。
人によっては、いろいろな情報を集めて、そこから、データを作り、仕事を作り上げていける人もいる。
私は、仕事でも、その人たちと「つながり」を感じられないと仕事ができない。
今回の仕事も、どんな人たちが、どんな風に、作っているのかが、わからないままで、料理のイメージが作れない。焦った。
2日悩んで、担当者の女性に、電話した。
「来週、日帰りでそちらに行きたいんですが、月曜か、火曜、空いてらっしゃいますか?」
いきなりのことで、面食らっていたけれど、こころよくスケジュールを調整してくれて、レストランのスタッフの人たちとも、話をすることができた。
コミュニケーションが取れた途端、その店で提供できるメニューのイメージが、どんどん広がっていく。これなら大丈夫という確信がもてた。そして、気持ちがワクワクしてくる。
「会わなあかん。仕事は、足運んでなんぼや。」
よく先輩に言われた。
コミュニケーションをとることの大事さを思う。相手のことを理解し、自分のことを伝えるためにコミュニケーションをとる。
そして、コミュニケーションがとれたときの仕事は、厳しくても、むずかしくても、楽しい。
それが、私にイマジネーションとエネルギーを与えてくれる。
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薬膳料理家 阪口珠未の漢方キッチン
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