2015.6.3 薬膳コンサルティング・講演会 薬膳講習 阪口珠未ブログ「未来を信じてる」 水田の苗が青々しい初夏の兵庫県福崎郡。栄養士のみなさまに、薬膳講演をさせていただきました。今回は、高齢者施設などで、献立を実際に組んでいらっしゃる現場で活躍する栄養士のリーダーの方たちです。さすが、熱意をもってお仕事されている方たちなので、とても熱心に聴いてくださいました。施設利用者にとっての食事は、体をココロの健康を保つものであり、季節の移り変わりを感じることのできる大切なものです。『利用者の幸せのために』は、現代栄養学や、東洋医学の薬膳という垣根はないんです。そんな栄養士の方たちに、講演させていただけて、阪口もとっても楽しかったです。ご参加いただいたみなさまから、お手紙をちょうだいしましたので、紹介します。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・K・Iさまからのお手紙昨日は、中播磨栄養士会 栄養士研修会において講演をしていただきまして、有難うございました。 お話をとても楽しく聞かせていただき、時間があっという間に過ぎた、充実した時間を過ごさせていただきました。人=動物であり、季節の移ろい、自然の摂理に合わせた食材の摂り方、「旬の食材を摂る」ことを、理論的に学ぶことが出来ました。家庭や施設において、意識して積極的に旬の食材を摂取するように更に心掛けていきたいと思います。 施設も自宅も田舎なので、2月下旬にフキノトウ(利用者には「宝物探しをしてくるわ!」)を探しに池の土手を彷徨います。見つけた時は、春の息吹を感じる事ができ、生命の大切さを再認識します。思わず、「今年も芽吹いてくれたんやね。有難う」って感謝です。入手出来たら、利用者さんに外皮の掃除を手伝ってもらって、天ぷらor蕗の薹味噌にして手伝って下さった利用者さんに食べてもらいます。 自然から生命をもらって、命を繋いでいく。人としての根本を、改めて考えることのできた1日でした。本当に有難うございました。E・Kさま素敵な講義をありがとうございました。先生のパワーで中播磨栄養士会員の多くが元気になって、講義後とても楽しそうでした。お茶もデザートも自分の体を元気に養ってくれました。先生のお話をきいて、今までどうしても理解できなかった、「薬膳の臓器」の考え方が、「そういうことか!」とストンと落ちたように理解できました。私は特別養護老人ホームで仕事をして、もうすぐ19年になります。今後は献立の中に、薬膳の考え方をもりこんで、四季の変化で体調をくずしやすい高齢者の方が、元気に暮らしていただけるよう、思いをこめて、食事提供をしてきたいと思いました。ありがとうございました。毎月薬膳レシピが届くメルマガ『楽膳クラブ通信』は登録無料!簡単で美味しい薬膳を、食卓に取入れてみたい方はご登録ください。登録はこちらから薬膳料理家 阪口珠未の漢方キッチン