2013.3.16
私の実家は、兵庫県です。姫路市から近い、聖徳太子由来のお寺がある、「太子町」という名前の町です。
太子町の特産品は、「太子みそ」。太子は、昔から味噌作りが盛んで、私が小さい頃には、町内に「味噌会館」というのがあって、よく祖母が、味噌を仕込みに行ったりしていました。
今回、町から、ご依頼をいただいて、太子みその新商品開発のベースづくりのため、太子みそを使った薬膳レシピの講習会を開講させていただきました。
集まってくださったのは、太子みそを作っている加工グループの女性をはじめ、町内の研究グループの方など20名。
中央公民館の調理室の前の掲示
「太子町出身」って書いてくれてるのが、地元っぽくて、ほのぼの。
講師台に立つと、みなさまからお声が。。。。
「昔は、薬屋で、がんばってはってたね~。漢方薬、見立ててもろてたなぁ」
「阪口さんところの娘さんやろ?おじいさんには、お世話になったんやで」
「うちの〇〇と、同い年やんな。」
ほとんど、どっかで、つながっている方たちです。
ヒジョーに温かく、懐かしい空気感の中で、セミナーが始まりました。
発酵食品としてのみその良さをお話して、さらに太子みその風味の特徴や、合わせやすい食材などのお話です。
そして、その後は、太子みそを使った、調理実習です。
ご提案したのは、3品。
太子みそで、みそルーを作って仕上げた「太子みそハヤシライス」
太子の地場野菜「オレンジクイーン」を使った、「蒸し鶏とオレンジクイーンのサラダ~太子みそドレッシング」
味噌のクリームと豆で優しい味の「味噌クリームどら焼き」
味噌をクリームに仕立てたり、ルーのベースに使ったりするのが、新鮮に感じてくださったようで、おかげさまで、3品とも、とても好評でした。
当日は、神戸新聞の記者さんも、来て下さって、みなさんの作成と試食風景を取材していかれました。
太子みそは、播州平野の大豆や赤穂の塩など地元の食材を使い、無添加・安全・おいしい食品として「兵庫県認定食品」に認定されています。
洋食や、菓子など、さまざまなメニューに活かせる潜在力のある食材で、私もいくつも試作をするうちに、どんどんメニューがひらめいてくる楽しさを味わいました。
詳細は、こちらに乗っていますので、ぜひ、お試しくださいね。
⇒兵庫県太子町公式サイト「太子みそをご賞味ください」
以前から、町の特産品の普及とPRのお手伝いをさせていただきたいと、常々思っていたので、今回、お声をかけていただけたのは、とてもうれしいことでした。
みそ作りをされているみなさんの口から、「こんな使い方があったんや~。」
という、お声をいくつもお聞きすることができました。
地元の方にとっては、「あたりまえ」に思えるものを、薬膳の視点から捉え、健康的でおいしいメニューとして、提案することで、「新たな魅力」を発見していただくことができます。
従来の食材の新たな魅力を、再構築したいとお考えの自治体さまや、事業者さまのご相談もお受けしております。
お気軽に、お声掛けください。
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薬膳料理家 阪口珠未の漢方キッチン
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