2013.12.2 阪口珠未ブログ「未来を信じてる」 食・薬膳にまつわること 11月の中ごろに、大阪道修町通りにある少彦名神社のお祭りがありました。別名、「神農さん」の名前でも親しまれていて、日本の薬祖神である少彦名命と、中国で医薬の神様、「神農」をおまつりしています。この神農さんのおまつりでは、張子の虎が縁起物として、飾られていますが、このいわれが、薬問屋のあった町、道修町にふさわしい話なんです。文政5年(1822)に、コレラが蔓延し、多くの民衆が亡くなったとき、道修町の薬種商が協力し、疫病除薬として、虎の頭骨など10種類の和漢薬を配合した「虎頭殺鬼雄黄圓」という丸薬をつくり、効能書に1粒包み、厄除けの張子の虎と一緒に民衆に配りました。それ以来、神農さんのお祭りでは、張子の虎がシンボルになったそうです。道修町は、今でも、武田薬品、シオノギ製薬など、たくさんの製薬メーカーの本社があって、祭りの間は、たくさんの人で、にぎわうとか。この日の武田薬品の社員食堂の薬膳メニューには、黄色と黒の虎をメニューの中にも登場させました~。虎君、どこにいるかわかりますか~。ちょっとかわいいでしょう?武田薬品のNさま、写真提供ありがとうございました!ブログランキングに参加しています。クリックお待ちしています!にほんブログ村にほんブログ村薬膳料理家 阪口珠未の漢方キッチンkanpokitchen.com