2023.9.15
こんにちは
阪口です。
春から取り組んでいた新著が発売になります。
「薬膳ひとり鍋」というレシピ本。
全国の書店で10月10日から販売となります。
何とか、鍋の季節に間に合いました(⌒∇⌒)
実は、この本は「母に食べてもらいたかったな。」という思いで作りました。
春に出版社から話をいただいたとき、姫路の実家でひとり暮らしをしている私の母は
70代の若さで認知症が進行していました。
母がずっとやってきた民生委員の仕事の定年とコロナ拡大が重なり
今まで毎日、人と関わっていたのが
急に誰とも合わなくなりました。
ここ数年の間に、一気に認知症が進んでしまったのでした。
インタビューにも書いていますが、父亡き後もがんばって家を支えた人で
(http://kanpokitchen.com/interview/index15.php)
老後は楽しく、気楽に過ごしてほしいと思っていたので、
それは、とてもショックでした。
薬膳料理家なのに。。。。
母のために何もしてあげられなかった。
自分を責める気持ちが止まりませんでした。
いつも、カウンセリングの現場で
「病といかに向き合うかは、本人しか決めれらない」という姿勢で
臨んでいるのに
自分の肉親のことになると、ダメですね。
軸がぶれぶれになります。
でも、思ったんです。
「母にこんな料理を食べて欲しかった」という気持ちを
本に託そうって。
「大切な人の健康のために、何かをしてあげたい。」と
思っている人に役立つように。
「ひとり暮らしでも、おいしく、体にいいものを楽しみたい」と
願う人が手に取れるように
あなたにとっての「大切な人」はだれでしょうか?
お母さん
お父さん
お友達
こどもさん
そして、だれより大切な「自分自身」のために
ちょっとした不調があるときに、
季節の変わり目に
パラパラと読みながら
「今日はこれを作ろう」と
心身をいたわってあげられるような
ひとり分の鍋料理を
たくさん揃えました。
Amazonでも予約が開始になりました。
https://onl.tw/BxdBEUe
また、全国の書店でも10月からお求めいただけます。
私にとって、このメールの読者さんは
とても大切な人たちです。
この本を通して、
あなたの役に立てたらうれしいです。