2015.9.23
夏から秋の温度変化や気圧の変化。秋は、ぎっくり腰や肩の痛み、関節痛などがだんだん増えてくる季節なんです。
夏の延長で、冷たい飲み物を飲んだり、冷房を効かせた生活を続けていませんか?
夏の間に溜まった余分な水分が冷えて、体のエネルギーや血液の流れを差妨げることで、痛みやコリが出やすくなります。
そんなときにおすすめの食材が、これから出回る「鮭」。
薬膳では、体の気エネルギーと血液を補いながら、巡りを改善する効果のある食材です。
血管を柔らかくし、血液の流れを良くするEPA(エイコサペンタエン)や脳を活性化させる(ドコサヘキサエン酸)などの質のよい脂肪が多く含まれる。
また、赤い色素「アスタキサンチン」は、活性酸素を除去し、動脈硬化防止や、免疫力強化に効果的。
ビタミンEやベータカロチンより格段に強い抗酸化力を発揮するといわれています。
しかし、ご注意を!
もともと鮭は、白身魚。養殖の鮭は、いまや飼料次第で、何色の鮭でも作れるといわれます。オレンジ鮮やかな養殖鮭は、石油由来の化学合成の色素を使っていると言われます。
天然の鮭は、北海道産の「白鮭」やロシアやアラスカで捕れる「紅鮭」
自然の恵をカラダに取り入れるには、ぜひ、天然の鮭をお選びくださいね。
さて、そんな鮭を使って、気血の巡りを整えて、「関節痛・肩こり改善コリや痛みを解消する」薬膳レシピを「薬膳セラピスト」たちが、グループワークで考えました。
薬膳セラピスト1期生:伊藤るなさんのレシピです。
『秋に起きやすい関節痛・腰痛を改善するメニュー』
鮭のソテー グリーンサラダ

【材料】 4人分
鮭の切り身 2~3切れ
シャンツアイ 1束
タマネギ 1個
(下味)
しょうゆ 大さじ1~1杯半
酒 大さじ1~1杯半
しょうがのすりおろし 1かけ
小麦粉 適宜
油 適宜
レモン 1個
【作り方】
1. 鮭に下味をつけて、10分ほど置く
2. 小麦粉をまぶし、油を敷いたフライパンで、両面をこんがり焼く
3. シャンツアイを手でちぎり、お皿に盛り、鮭を乗せる
4. レモンかポン酢を添えてどうぞ!
血流を改善する食材を重ねて使って、巡りをよくするメニューです。
カンタンに作れて、美味です。
ぜひ、おためしくださいね。
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