2012.6.25
先日一関に行ってまいりました。
一関も今回の地震で、被害の大きかった場所のひとつです。
お伺いしたのは、一関に伝わる「餅文化」にちなんだ、復興スイーツを作るお話しがあり、その打ち合わせのために行ってまいりました。
一関の方でまとめ役になってくださっているのが、地元の名士、佐藤さん。
「世嬉の一(せきのいち)」という、大きなつくり酒屋の女将さんです。
しばらく歩くと、看板が見えてきました。博物館にもなっていて、かなり広い敷地
佐藤さんと、しばし、打ち合わせのあと中庭へ。
古い建築物がたくさんあって、どれも趣があり、そして大切に守られてきた様子がうかがえます。
酒造りに使われる湧水。
蔵の中に作られたレストランで、一関に伝わる餅膳をいただきました。
一関は、冠婚葬祭のすべてに餅が登場するそうで、全部で数百種類の餅料理があるそうです。
今回は、代表的なものを「もち膳」として、メニューにされたものをちょうだいしました。
もち、もち、もち、全部もち。
真ん中に大根おろしがあるのが、納得。
お~ジアスターゼ!
こちら、佐藤さん
「えごま」をすっていらっしゃいます。
薬膳をナリワイにする私には、おなじみの食材。
そして、東北、群馬の内陸の人たちの健康を支えてきた木の実のひとつ。
体の参加を防ぐ油、αリノレン酸が多く含まれます。
桑葉のそばを、えごまのたれで食べる!
なんてすばらしいメニュー。
桑葉のそばの芳しさと、清涼感がたまりません。
もちスイーツを作るにあたって、直接の窓口になってくださる餅製造会社のSさん。
さまざまな餅菓子をお持ちくださいました。
驚いたのは、とにかく、餅のお菓子の種類が豊富なこと!
もちのお菓子だけで、これだけバリエがあるとは。。。。
つまり、文化があって、それを日常に食べる人が多いということですね~。
みなさんで、お写真を撮りました。
どんなものができるかわかりませんが、餅がひとつの文化として根づいている町、一関。
とても、楽しみです。
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薬膳料理家 阪口珠未の漢方キッチン
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