2018.8.9 薬膳レシピ 薬膳料理 阪口珠未ブログ「未来を信じてる」 こんにちは、 阪口です。今年の夏は酷暑と台風と、目まぐるしい天気です。温暖化の影響で亜熱帯化する日本。米も今までの品種に代わって、高温耐性品種が登場したり、宮崎や熊本のみかん農家は、熱帯果樹であるアボカドに栽培を切り替えたりしています。影響は植物だけではありません。このまま温暖化が進むと、熱中症などによる、国内の死亡リスクが3.7倍に膨れ上がると言われていいます。夏の暑さをどう乗り切っていくかは、これから毎夏ごとのテーマになりそうです。熱中症予防には、塩分と糖分が含まれるスポーツ飲料などがいいと言われています。スーパーでも大量に並んでいますね。もちろん、それも大切ですが、薬膳では、ちょっと違う考え方をします。年配の方や子供が熱中症になりやすいのは、年配の人は「体液が若い人よりすで減っているから、汗で簡単に消耗するから」子供は「大人よりも熱が亢進しやすく、発汗が多い体だから」汗による体液の消耗を防ぐのは「酸味+甘味」の組み合わせ。味にも薬効があると考える薬膳では、「酸味+甘味」には、体液を増やす働きがありますだから、夏の酢の物や酢を使った料理は、夏バテ防止にはぴったり。漢方キッチンの薬膳講習では、6月になると、真夏の熱中症対策として、参加者のみなさんに、梅とはちみつと酢を漬け込むだけの梅ドリンクを作ってもらっています。青梅、はちみつ、リンゴ酢を混ぜて、漬け込むだけです。これを水で薄めて、さらに、発汗の多いひとは、少々の塩を加えてもらいます。梅は抗菌効果もあり、夏に低下しやすいお腹の状態を整えます。はちみつは砂糖に比べると体液を与えて保湿する効果が高いそして、何よりおいしいんです。カラダに良くてもおいしくないものは、続きません。私は近所の奥様とフェンス越しにおしゃべりしていたら、旦那さんが、夏バテしてて、困ってるとのこと。家で漬けている梅サワーを瓶に入れて、ご主人様に、と差し上げました。しばらくして顔を合わせたときに、「旦那の夏バテに効いたわ。作り方教えて~。来年作るわ!」とリクエストいただきました。ちなみに、ご主人さまは薬膳とは思ってないくて手作り清涼飲料水と思っているそうです。おいしいからですね(^^♪「梅サワーなら、漬けてるわよ~」って方日本のご家庭なら多いはずです。ちっちゃいペットボトルに入れてそれを凍らせて、ご主人に持たせてあげませんか?職場で缶のアイスコーヒーを買うのに比べれば数十倍の違いです。ぜひ、夏の間に活躍させてあげてください。続きは長くなりそうですので、また明日!