薬膳レシピ:あさりとキャベツのサフランスープ

2014.5.21

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あさりとキャベツのサフランスープ

材料(4~6人分)

キャベツ    250g
たまねぎ    1/2個
にんにく    1かけ
あさり     300g
昆布      10センチ各1枚
サフラン    10本程度
オリーブオイル 大さじ1
酒       大さじ2
塩       小さじ1/2
胡椒      少々

 

作り方

1)ボウルに水800ccと昆布、サフランを入れて1時間ほどおいておく。

アサリ300gは砂出しをしておく。

 

2)玉ねぎは薄切り、キャベツはざく切り、にんにくはみじん切りにする。

 

3)鍋にオリーブオイルとにんにくを入れて火にかける。

にんにくが踊り始めたら玉ねぎを加えて炒め、キャベツを加えて炒める。

 

4)1の水を加える。沸騰したら弱火にし、アサリ、酒を加えて蓋をする。

アサリの口が開いたら、あくを取って、塩を加え、味を整える。

 

5)器に盛って、胡椒とオリーブオイル適宜(分量外)をまわしかける。

 

※スープが余ったら、翌日は、麦ご飯を入れて、リゾット風にしても美味いです。

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以前、中国に留学し始めた頃、寮には自炊の施設がなく、中華料理の外食が続いたため、

体重が7キロも増えてしまったことがあります。

夏休みに日本へ一時帰国することになったのに、着る服がありません。

このままではいけないと、一念発起してダイエットを始めました。

 

ダイエットの内容は、朝のジョギングと夕食にキャベツを使ったメニューを食べることのみ。

「キャベツと豆腐のスープ」や「キャベツとにんにくの炒め」「蒸しキャベツ」

「キャベツのコールスロー」「お好み焼き」など、簡単なキャベツ料理を夕食のメインにした

生活を続けました。2ヶ月ほどで、体重はもとに戻り、帰国になんとか間に合ったのでした。

 

キャベツは、カロリーが低く、繊維が多い上に、食べると満腹感があります。

クセがないので、毎日食べても、料理方法を変えれば飽きることがありません。

おかげで悲壮感も、我慢もなく、スムーズに体重が落ちてくれました。

 

キャベツは、もともとは薬用食材でした。古代ギリシャのピタゴラスも

「キャベツを食べると元気が出て、気持ちが落ち着く」と言ったといわれます。

「キャベジン」という薬で知られるように、潰瘍を抑え、胃の働きを改善するビタミンUが

豊富に含まれます。

 

また、アブラナ科の野菜に独特の働きがあり、体に貯まったさまざまな毒素を排出する

働きがあります。特に春は甘味が増し、葉も柔らかく、おいしく食べられます。

 

今回はキャベツに、血行を高めるサフランをプラスします。

低カロリーで体も温まるので、ダイエットにおすすめです。

エネルギーを発散させ、余分な体重にもさよならしましょう!