インフルエンザ予防の薬膳

2019.1.23

薬膳セラピストの柳本綾子です 。

今年は例年以上にインフルエンザが流行して、 学校では学級閉鎖が相次いでいます。

感染力の強いインフルエンザをお家に持ち込まない為の薬膳の食材のお話をお伝えします。

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【1】インフルエンザ予防の薬膳

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冬の風邪の8割~9割はウィルス性のものだと言われています。

薬膳では寒さや乾燥と共にウィルスが首や肩など体の表面から入りこむと考えられています。

風と共に入り込む邪気『風邪(ふうじゃ)』と表現します。

インフルエンザ予防で大切なことは、身体を温めて体の表面から熱を飛ばしてウィルス(ふうじゃ)を追い出すことです。

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◆「生姜」

は風邪を追い出す効能が高く、体中の血行をよくし、免疫力をあげる食べ物です。

生姜のジンゲロン、ショウガオールという辛味成分には抗ウィルス、抗菌作用があります。

他に辛味成分のある食材は、

◆ネギ

◆紫蘇

◆にんにく

などです。いわゆる「薬味」と呼ばれてなじみのある食べ物ですね?

これらを日常的にお粥やスープ、暖かい飲み物にして 召し上がることがおすすめです!

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生姜には他に

お腹の中、胃腸を温める作用。

消化促進。

新陳代謝を高める作用があります。

●頭痛や、鼻水、下痢や嘔吐、
妊娠初期のつわりを和らげたり関節炎の予防にも 効果があるといわれます。●

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また最近では紅茶の赤い色素「テアフラビン」の抗インフルエンザ作用に加えて、生姜をあわせる 「生姜紅茶」などがインフルエンザの予防になるとクローズアップされています。

他には部屋の湿度を50%~60%に保つ。
換気をマメにする。
睡眠を十分にとる。
三食バランスよく食べる。

このような生活習慣と合わせるとより効果がアップしますね!

スーパーで買えるインフルエンザの予防薬。一度おためしくださいませ。

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【2】手羽元と生姜の薬膳スープ

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簡単に作れる免疫力を高める薬膳スープです。ぜひ作ってみてください。

(2人分)

手羽元  4.5本
(鶏むね、ももでも美味しいです。)

生姜 親指大2個(スライス分とすりおろし分)

白ネギ 2分の1本 青い部分1本分

紫蘇 5枚

クコの実 (お持ちなら)10粒ほど

鶏ガラスープ 大さじ1

料理酒 大さじ1

水600mml~お好みで。

塩 小さじ2分の1

胡椒 少々

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(下処理)手羽元をお鍋に入れ、ひたひたになるぐらいの水で弱火から中火で15分ゆでる。

お水にさらしたら、灰汁と血の固まりを取り除く。

1:鍋に手羽元とスライスした生姜、みじん切りにした白ネギ、青い部分のネギと水を入れて中火にかける。

2:沸騰したら鶏ガラスープ、料理酒を入れて弱火で15分煮込む。

3:この時間でクコの実を少量の水でもどし、紫蘇の葉を千切りにする。

4:手羽元に火が通ったら、塩を加えて好みの味にする。

5:最後にクコの実を加えて火を止め、生姜と青いネギを取り除く。

6:器にもりつけてすり下ろした生姜、胡椒と紫蘇の葉を入れる。

※このスープで粥を作っても身体にやさしい食事になります。

お好みでゴマ油を垂らして召し上がってください。