【1日1養生#20】花粉症対策にしいたけ

2022.3.18

こんにちは

漢方薬膳研究家の阪口です。

ここ数日の暖かい陽気とは打って変わって、冷たい雨になりました。

今年は花粉がたくさん飛んでいて、花粉症の症状がひどい人が多いですね。

先日、静岡に住んでいる大学時代の後輩から「しいたけ」が届きました。

それで、届いたしいたけにビックリ(*_*)

巨大、肉厚!

手のひらぐらいの大きさがあります。

「嫁ぎ先のおうちが『くぬぎ山』を持っているので、育てているんです。」
とのことで、なんともうらやましい境遇です。

(ちょうど、スーパーで買った大きめのシイタケがあったので、比べてみました)

 

シイタケは花粉症の時期にはありがたい食材。

早速、夕食にいただくことにしました。


花粉症は中国医学的には、消化システムの乱れによるエネルギー不足(気虚)による防衛力の低下、さらに、水分代謝の悪化によって、水毒と呼ばれる不要な水が鼻水などの症状を引き起こすと考えられています。

きのこ類、特にシイタケは、エネルギーをカラダにチャージをすることで、防衛力をあげ、水分代謝を改善して、鼻水や痰などの切れをよくする食材です。

また、免疫を整えて、花粉症を防ぐ働きのあるビタミンDや食物繊維がシイタケには豊富。
同じく免疫賦活効果のある「発酵食品」や「乳酸菌」と一緒に料理して効果をアップしましょう。


今日の夕食

◆しいたけのステーキ~鶏ひき肉・木耳・醤油麹のソース
◆大根と大根葉・アミエビとジャコいりナムル
◆黒豆豆腐とナッツの麻婆豆腐
◆胚芽米

大根や大根の葉も局部の炎症を取り、鼻水や痰を取る効果があります。煮すぎると効果が弱くなるので、さっとゆでるぐらいに料理してくださいね。

そういえば、シイタケは秋以外にも春が旬。

香茹と言われるだけあって、芳醇な香りが漂い、お肉のように満足感があります。

スーパーで年中、同じ価格で売っている菌床栽培のしいたけでも、旬の時期は味も香りも濃いのです。

作り方は簡単。
1)大ぶりのシイタケの表面に格子に筋を入れる。
2)菜種油を入れてフライパンを熱し、シイタケを入れ、蓋をして弱火でじっくり焼く。取り出す
3)鶏むねひき肉、戻して刻んだ木耳、塩、こしょう、酒、水を加えてほぐしながら火を通す。醤油麹を加え、好みでみりんを加えて、片栗粉でとろみをつける。
4)シイタケステーキの上にかけ、葱、クコの実をあしらう。

花粉症の方、ご自身のために、またご家族のために作ってみませんか。