「醸す」ことの豊かさ

2023.6.5

こんにちは、漢方薬膳研究家の阪口珠未です。

 

昨日、友人とチャットで話をしていたときに、

「料理を作るときの気持ちって、作った料理の味にでるよね」

という話になりました。

 

「一昨日、嫌なことがあって、嫌な気持ちのままチャーハンを作ったら

ものすごくまずくて、ふたくち食べてそれ以上食べられなかったんだよ。」

 

と言っていました。

 

とても敏感な彼の舌に驚いたのと同時に、「食」を大切にしている方は、

それが直感的にわかっているかもしれないなと思いました。

「発酵」は今、とても流行っているジャンルのひとつですが、

発酵食品を作ってみて思うのは、

何かを「醸す」ということは

心の余裕がないとできないし、

逆に「醸す」作業を丁寧にやることによって

心の余裕が生まれるなということ。

豊かさの定義っていろいろありますよね。

でも、「醸す」ことは「豊かさ」を感じさせてくれるのは間違いなさそう。

 

私も去年、こだわりの麹と自然塩で味噌を仕込んだときに

忙しい中でも、仕込む時間を作って

「その作業を丁寧にできる自分」が好きだなと感じて

とても幸せな気持ちになりました。

 

そして、やっぱりいい麹を使うと仕上がりもおいしいのは間違いない!

この味噌でみそ汁を作ると

ダシが少々薄くても、

家族が「今日のお味噌汁おいしい~」って言ってくれます。

 

以前から味噌は作っていたのですが

材料によって仕上がりがこんなにも違うなんて

ホントに新たな発見です。

 

6月22日開催の「薬膳発酵講座~玉ねぎ麹編」では

こだわりの麹を使って、仕込みを行います。

麹座発祥の地 京都・東山で300年以上、種麹屋(もやし屋)を営んでいる『菱六もやし』さんの麹

今回、講師をつとめる岡山真弓講師も、普段はこちらの種麹を使って自分で米麹を作っています。

 

信頼のおける安定した品質の麹ですので、安心してお使いいただけます。

スタジオ参加の方は、スタジオで仕込みを行います。

オンラインの方には、「麹と薬膳食材」をセットにしてお送りしますので

遠方でも、忙しい方でも、ご自宅でムリなく無駄なく学ぶことができます。

 

スタジオ参加は残席わずかとなりました。

ご希望の方はお早めにお申し込みくださいね。

【薬膳発酵クラス】
<オンラインの人でも手軽に参加できる材料付き講座>

http://kanpokitchen.com/school/hakko/