2018.5.7 日々思うこと 薬膳レシピ 阪口珠未ブログ「未来を信じてる」 こんにちは、阪口です。連休が終わりましたね。我が家では、この春は娘が中学生になりました。励ましてくださったみなさま、ありがとうございました!この春から、浦和の女子中学にご縁があり、新しいぶかぶかの制服に身を包んで、目黒から浦和まで通う生活がはじまりました。ちょっと遠いので、私も朝5時すぎに起きて弁当を作ることに。仕事の量が増えると、食事がワンパターンになりがちです。春に食べたい山菜も、香味野菜もいろいろ出回っているけれど苦いと子供が食べないかもとか下ごしらえが大変とかちょっと敬遠しがちですね。日本の四季は、ほかの国に比べてとても豊かです。二十四節気という季節の節目。1年に24個あるというと、海外の方は、けっこうびっくりしますね。でも、変化に富んだ日本の気候を表すにはちょうどいい。季節は繰り返すけれど、「今日、このときとという瞬間」は、知らず知らずに流れて行ってしまいます。昔の人たちが、季節の行事を作ったのは、農業を営むための知恵であるとともに川のように流れていってしまう時間の中で行事を行うことで川に橋をかけるようにその時間を「瞬間」として、切り取って自分の心の中にとどめておくためだったのではないかなと思いますだから、行事をやりましょう。というのではなくて、行事をやるために課す自分のハードルを下げましょう。なぜなら、忙しいビジネスパーソンや、育ち盛りの子供を抱えているお母さんがこの二十四節気を取り入れた食生活をしようと思ってもそこまでの余裕がないですよね。例えば、蕗の煮物蕗の下茹でをする時間がなくても蕗の水煮を使ってもいいですよね。かつおだしをきちんと使えなくても気に入っためんつゆを使ってもかまわない。すごく手間をかけなくても毎日の「小さな思い出」を作ることが日々を豊かにしてくれるし旬の食材を少しでも取り入れることが体も整えてくれるそれに、中国医学では、旬の食材を食べることは体のためだけでなく風水的にも 「気運」を高めると言って、運気をアップすることにもなるんです。つまり、旬の食材はラッキーアイテムということですそのぐらいの気持ちで気張らずにやってみませんか。私も蕗を食べたいなぁなんて思っていた矢先農家をやっている生徒さんから蕗のゆでたのをいただきました。「先生、忙しそうだから、生のより、茹でたやつのほうがいいかと思って。」ありがたいです。今日は季節を感じるメニューを手抜きで作ってみました。◆蕗と鶏団子のだし煮◆イカとえんどう豆のごはん作り方◆蕗と鶏団子のだし煮~鶏のひき肉とかつお出汁の相乗効果でうまみがアップ~1.下茹でした蕗を4センチぐらいの長さに切る。 鶏ひき肉200gに、すりおろし人参を50g、片栗粉を少々加えて混ぜ合わせる たけのこの水煮を縦に2センチぐらいの厚さに切る。水煮ぜんまいを用意。2.かつおだしに好みの酒、出汁醤油を加えて、野菜を入れる。沸騰したら、鶏肉を丸めて加える。3.鶏肉に火が通ったら、仕上げに花かつおを加える。◆やりイカとエンドウ豆のごはん~豆のさやとイカのうまみで、滋養とうまみが増します~1.水を350cc沸かし、エンドウを皮ごと2分ほどゆでる。 穴杓子で引き揚げて、豆をさやから出す。(さやは捨てる)2.そのままの湯に酒大さじ1を加え、やりいか1杯をゆでる。3.イカを引き上げて、1センチ位の大きさに刻む。(湯は捨てない)4.米を研いで、ゆで汁、塩少々を加えて炊飯する。5.蒸らしに入ったら、エンドウ豆、イカを炊飯器に戻す。6.よくかき混ぜる。もちろん、明日の弁当にも同じものをいれちゃいます。気持ちのいい季節になってきました。今日もよき1日を。阪口珠未毎月薬膳レシピが届くメルマガ『楽膳クラブ通信』は登録無料!簡単で美味しい薬膳を、食卓に取入れてみたい方はご登録ください。登録はこちらから薬膳料理家 阪口珠未の漢方キッチン