2015.8.25 薬膳料理 阪口珠未ブログ「未来を信じてる」 みなさん、夏バテなどされていませんか?お盆をすぎると、夏の疲れが出ますね。だるい体重が増えるむくむ胃腸が重い「湿邪」によるものです。夏の間につめたい飲み物、生ものを多く取ったり、冷房で冷したりすると、水分代謝、消化の働きが低下し、余分な水がたまりやくすくなります。これが湿邪。みずみずしくて、いい?実は、これは肌にうるおいを与える水分ではなくて、「動かなくなって毒になった水」なんです。薬膳では、「流れているもの」「変化しているもの」は、エネルギーとなり栄養になりますが、「動かなくなって停滞したもの、溜まったもの」は、すべて、体にとっては、毒なんですね。どんなに高級なドリンクも、吸収できる以上に、飲むと、滞って、血を汚すもとになる。ちょうど、流れが悪くなった「どぶ」を想像してもらうといいかも。だからこそ、いつも、余分なものをためないように、溜まったら出すように体を整えることが大事なんです。「余分な水分」=「湿邪」をだ~いじに、貯めたままにしておくと、夏の疲れだけでなくて、秋には、肺に溜まった水分として、咳や痰になって出て来たり、冬には、体の先っぽのほうに溜まった水分として、関節痛やしもやけの原因になります。なので、みなさん、今のうちにぜひ、「湿邪」を排出して、クリーンアップする食材で、カラダをきれいにしましょう。今のカラダが軽くなるだけでなく、次の季節の不調の予防にもなるんです。さて、今回は、そんな湿邪を排出するレシピです。漢方キッチンでは、認定の「薬膳セラピスト」という資格があり、その方たちが、自主クラスを運営しています。その名も「薬膳セラピストグループワーク」今年は、みんなで、集まって、「薬膳のレシピ力」をアップするテーマで、活動しています。そのグループワークで、実際に作った薬膳メニューをご紹介します。薬膳セラピスト1期生 西山みのさんレシピ「夏やさいとハトムギのカラフルサラダ」材料 はと麦50gトマト50gきゅうり50gパプリカ25gマンゴー25g長芋50g香菜適宜ドレッシング*たまねぎ100g(すりおろす)*にんにく(生)小さじ1/2(すりおろす)*オリーブ油大さじ1*しょう油大さじ2*りんご酢大さじ2*砂糖(今回はアガベシロップ)大さじ2*天然塩ふたつまみ*胡椒 適宜作り方1、 事前にハト麦は3〜4時間水につけておく。その後、30〜35分程、中〜弱火で柔らかくなるまで煮込む。2、 トマト・きゅうり・パプリカ・マンゴー・長芋をサイコロ状に切る。3、 たまねぎ・にんにくは、すりおろす。4、 オリーブ油・しょう油・リンゴ酢・砂糖・天然塩を混ぜる。5、 4にすりおろしたたまねぎ・にんにくを入れてよく混ぜる。6、 はと麦はよく水気を切り、ボールに2の野菜と混ぜ、4のドレッシングを和えてよく混ぜておく(少し冷蔵庫で冷やしても美味しい)7、 香菜は手でちぎり、食べる時にのせて出来上がり!グループワーク当日の試食でもとっても好評だったそうです!おいしく食べる薬膳メニューで、元気にお過ごしくださいね。毎月薬膳レシピが届くメルマガ『楽膳クラブ通信』は登録無料!簡単で美味しい薬膳を、食卓に取入れてみたい方はご登録ください。登録はこちらから薬膳料理家 阪口珠未の漢方キッチン