2016.2.10 薬膳料理 阪口珠未ブログ「未来を信じてる」 中華料理屋さんにくと、こんな、紙が貼ってあるのを見たことはありませんか?これは、「倒福」(ダオフー)というもの。中国の正月である、旧暦のお正月、「春節」に貼られます。福が逆さにになっている(福が倒れる)の「倒(ダオ)」と、福が来る(福が到る)という(到(ダオ)」発音が同じ。言葉遊びのひとつですが、縁起が良いというこで、玄関や居間に張られます。それから、こんなのもありますね。子供が魚を抱えている。これもダジャレというか、ゲンかつぎ。中国語で、お金の余裕を表す「余(ユー)」と魚の「魚(ユー)」は同じ発音。子供は縁起のよい存在です。よって、子供が魚をダッコするという、不思議な図柄がよく使われます。そんな縁起にこだわる中国人。立春の食事にも、こだわりがあります。春節やお祝いのときに食べる餃子には、「交子(ジャオズ)」と同じ発音で、子供を授かるという意味があったり、金運をアップする、金色や黄色の食べ物を使ったりします。こちらは、武田薬品の社員食堂でご提供している「薬膳ランチメニュー」今週は「開運の立春プレート」でした。運気アップの食材や、薬膳で立春の日に食べるとよい春巻きや、辛みのある野菜を使っています。健康のためには、心の余裕が大切。縁起をかついで、ダジャレも使って、思いっきり、食事も楽しんでみませんか?毎月薬膳レシピが届くメルマガ『楽膳クラブ通信』は登録無料!簡単で美味しい薬膳を、食卓に取入れてみたい方はご登録ください。登録はこちらから薬膳料理家 阪口珠未の漢方キッチン