2016.9.30 薬膳料理 阪口珠未ブログ「未来を信じてる」 3年間続けてきた西洋フードさんでの、『薬膳メニュー導入コンサルティング』最終日でした。全国の社員食堂に、薬膳メニューを提供させてもらうという、この仕事はとても楽しく、担当のS女史とN氏とメニューの打ち合わせをするたびに、「こんな組み合わせにしたらどうだろう?」「今回はがんばって、これを使おうか?」と、ワクワクする仕事でした。そして、社員食堂というさまざまな制約のある形態の食の世界で、いかに魅力的なメニューを作るかというチャレンジをさせてもらいました。そして、今日、その仕事も一区切り。3年間で、サイドメニューもあわせると、200近い薬膳メニューを一緒に作って着ました。終わりがあるのは、さびしいことだけれど、終わることの大切さをも感じるのです。終わりがあることで、その「意味」づけを自分の中ですることができます。終わりがあることで、仕事として続けていた具体性の中から、抽象的なエッセンスを抽出して、眺めることができる。お教室で、生徒さんたちにお伝えする薬膳は、「健康になっていただくこと」だったり「おいしくて、カラダにいい食事を楽しむこと」だったりとダイレクトにお役に立てることでした。西洋フードさんでのお仕事は、『トンカツやカレーや、スパゲッティなど、他のメニューと同じ土俵で、いかに薬膳メニューを選んでもらうか?』という、「ビジネスとしての薬膳」を学んだ3年間でした。試行錯誤の3年間でしたが、「わかりやすいレシピの作り方。」「味をぶれさせない工夫。」「1秒で選んでもらうための盛り付け。」などプロの方たちから、たくさんのことを学ばせていただきました。花束と一緒に、特大の手作りケーキを準備してくださったみなさん。「阪口先生だから、生クリームでなくて、豆乳クリームとナッツとベリーを使いました。」という言葉は、さすが、薬膳チームのSさんとNさん。ひとりあたり15センチ四方のケーキも、さっぱり!ペロッと食べることができました。今という瞬間が、昨日になっていくとき、すがすがしさがある。そんな仕事を一緒にできたことが、ありがたいなあと思います。また、次の目標にむけて、がんばるぞーっっ!毎月薬膳レシピが届くメルマガ『楽膳クラブ通信』は登録無料!簡単で美味しい薬膳を、食卓に取入れてみたい方はご登録ください。登録はこちらから薬膳料理家 阪口珠未の漢方キッチン