2014.11.19 イベント 旅・キャンピングカー 薬膳料理 阪口珠未ブログ「未来を信じてる」 2014年11月18日、朝日サンツアーズ企画のツアーで、台湾へ。今回は、台湾の薬膳や茶葉料理などの文化を、現地で実際に触れたり、食べたりすることで、感じ、楽しんでいただくというもの。さらに3日目には、「台湾故宮の貸切り」という大きなイベントもあり、ゴージャスな企画です!ツアー参加のみなさんと台北の空港へ到着。すぐに漢方薬と乾物の宝庫で、台北で最も古いといわれる問屋街「迪化街(ゆうかがい)」へ、漢方スープの元など、おもしろいものが、たくさんありました~夕食は、「週間ホテルレストラン」で東南アジアベストレストラン56に選ばれたこともある、薬膳料理の老舗「御生坊」へ漢方を使った本格薬膳メニューがいただけます。こちらは、使っている生薬の展示「果物とからすみの養生サラダ」消化促進効果のある、キウイ、梨、リンゴ、パイナップルに、塩味の効いたカラスミが添えてあります。「魚の胃袋と烏骨鶏のスープ」コラーゲンが多く含まれ、皮膚をしっとりさせ、関節を強化します。また烏骨鶏(骨まで黒い鶏の1種)は、滋養強壮作用が強く、カラダの血を増やし、生命エネルギーを高めますこれが、魚の浮き袋。乾物です。にべ、タラ、いしもちなどの大型の魚の浮き袋を乾燥させたものです。「あわびとヤマイモの紅毛苔風味」鮑、山芋はどちらも、年とともに減っていくカラダの水分と栄養を補い、若々しいカラダを保つ食材。紅毛苔は、海藻の1種で、ミネラル分が豊富で、むくみをとり、利尿効果があります。「生薬に漬け込ん牛肉のステーキ」生薬に漬け込んだ牛肉を、黒こしょうと黒ごまとともにグリルしていあります。薬膳では、肉の消化を促進し、肉の毒を残さないために、生薬やスパイスにつけこんでから、調理します。「大海老と魚の胃袋自家製カレー風味」海老とスパイスをあわせることで、カラダを温め、体力をアップする薬効に。「天麻と白身魚の蒸し物」天麻は、ラン科オニノヤガラの塊茎を乾燥させたもので、頭痛、めまい、高血圧に効果の高い漢方薬です。魚と一緒にさっぱりと調理しています。「杏仁酪」苦杏仁と甜杏仁を合わせてすりつぶして作った、薬効の高い杏仁のお汁粉。咳止めの効果があります。とってもおいしかった~。最初はみんな、寒がっていたのが、いつのまにか、汗びっしょり。しっかり食べたのに、まったくもたれなくて食後感が爽やかなお食事でした。さすが薬膳パワーです。明日も、みなさんに台湾を堪能していただきます!毎月薬膳レシピが届くメルマガ『楽膳クラブ通信』は登録無料!簡単で美味しい薬膳を、食卓に取入れてみたい方はご登録ください。登録はこちらからにほんブログ村にほんブログ村薬膳料理家 阪口珠未の漢方キッチン