運動会のお弁当

2010.10.17

 娘の保育園の運動会がありました。
この日は、お弁当持参で、応援にいくことになっています。
「いっぱい走ったり、おどったりするから、おいしくて、お野菜たっぷりにしようね。」
って娘に言ったら、
「あのね、ポケモンの可愛いお弁当がいいの。
実は、同じクラスのH君のママは、アーティストで、キャラ弁がとってもうまいんです。そんなお弁当がうらやましいのは百も承知。でも、母ちゃんは、ぶきっちょなのです!
 「でもね~母ちゃんのお弁当は、食べるとお肌がピカピカのプリンセスになるのよ~。」と大風呂敷を広げて、さて、どんな内容にしようかな~っと。
しかし・・・
今回は、午後から中医薬大学の薬膳研究科のレッスンがあります。 準備もあって、あまり手の込んだものが作れなさそう。
あまり、自分を追い込みたくないから、 運動会の前々日くらいから、ちょっとづつ仕込をしました。
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 品数を抑えて4品のみ。
焼き栗の黒米おこわ
大豆のフムス
蒸し野菜のトマトソース和え
山芋と鶏ひき肉とニラの和風ハンバーグ
 いつもよりちょっとだけ早めに起きて、お弁当を詰め込んで、運動会へ。
0歳から、年齢ごとに繰り広げられる可愛い、一生懸命な演技を見て、満足です。
 閉会式も終わって、娘と夫とお弁当を食べてから出発しよう思って時計を見たら、授業開始の1時間前です。
夫に「二人で食べてね!」と預けました。
 「授業、他の人にお願いすれば良かったのに・・・」という夫の呟き。
 
「こんな日に、大変だね~」というママ友が同情してくれるのを聞いたら、母親として、不足があるような気がして、ちょっとへこんできてしまいました。
 駅へ急ぐ途中、「りんちゃんのママは、中の上。えらくないのよ中の上
って歌いながら歩きます。
 
 それでも2時間半のレッスンで、講義に集中すると迷いは消えています。自分の軸がぶれるときでも、仕事をするとニュートラルな状態に戻ることができます。
生徒さんの一人が、「先生の授業は、すごく楽しいんですよ。だからやめないでくださいね。」 単純な私は家路に向かう頃には、また元気になっていました。
自宅に戻ると、娘が飛び出してきました。
「母ちゃ~ん。おべんとう、すっごくすっごくおいしかったよ~。りんちゃんは、母ちゃんのおべんとうがいちばんすき!」
後ろで夫が、
「お疲れさん、今日は大変だったね。」
母としては中の下かもしれませんが、仕方ないんです。。。
これが私です。
でも、家族に応援してもらって、生徒さんに勇気づけてもらいながら、少しづつ歩めています。ありがとうございます。