日常に魔法をかける

2021.10.26

こんにちは、

漢方薬膳研究家の阪口珠未です。

今年は、秋が短くてすぐに冬になってしまいそう。

お元気でお過ごしでしょうか?

緊急事態宣言も解除されて、この週末はお出かけされた方も多かったみたいですね。
私も家族で、久しぶりにオシの落語家さんの出演する落語会に行ってきました。

ちょうど、山手線が全面運休になっていて、落語会が終わった時間の帰りの電車が混雑しそうでした。
やはりまだまだ「密」は怖いので、劇場から近いホステルに予約して宿泊しました。
私は「寮」とか「ユースホステル」とか共有スペースがある学生っぽいものがけっこう好きなんです。
中国での4年間、留学生寮で過ごしたざわざわした雰囲気を思い出すのかもしれないです。

この日、宿泊したのも、ユースホステルに近い安宿。

さすがにこの時期とあって、共有スペースでPC作業をしている人たちはまばらでしたが、いろいろな人が交わる雑多な雰囲気を味わうことができました。

朝になると公園の緑、その後ろに都庁が秋空に映えてすがすがしい景色。
(学生と違うのは、グレードアップして、パークビューの部屋を選べること(^^;)

​東京に来た外国人の気分です。
ホテルのカフェで朝食を取って、公園の中を散策し、電車が空いている昼間のうちに帰宅しました。

自宅から40分程のショートトリップでしたが、非日常を満喫して、心がリフレッシュしました(⌒∇⌒)

コロナ感染で遠くに行けない2年弱を経験して、私も含めてみんな「日常に魔法をかけて、非日常にすること」が上手になった気がします。

今までは、何の制限もなく外へ出かけることができたから、「非日常」や「異次元」を外へ遠くへと求めたけれど、実は視点をずらしたり、自分の生活を見直すことで、
それらのものを、「日常の中」や「自分の中」に見つけることができることを、発見したんですね。

自粛の間に、断捨離をして家をきれいにした人や住み心地をよくした人の話もよく聞きます。
それは、自分の住んでいる空間を「神殿」のような自分や家族を整えられる場所に変えたということ。

神社に行かなくても、日常的に整えられるんですもの。
素晴らしい事ですね。

コロナでの不自由を経験した私たち。
遠くへ、外へ広がることも楽しめる、内側へ、近くへと深めることも満足できる。
そんな自由を手に入れつつあるのかもしれません。

これから深まる秋を楽しんでくださいね。