お肌しっとり、白きくらげのスープ

2015.10.26


空が高くなって、とっても気持ちのいい秋を迎えました。

今月、第3回目の薬膳セラピストたちによるグループワークが行われました。
テーマは、「燥邪」

秋は、肌の乾きやくすみ、のどの痛みや咳が増える季節でもあります。この乾燥がカラダに与える影響のことを「燥邪(そうじゃ)」といいます。

自然の摂理はうまくできていて、乾燥を和らげ、気管支や肌ににうるおいを与える食材が、秋には登場します。
例えば、梨、柿、いちじく、ブドウなどの果物は、カラダに水分と栄養を与える働きがあります。
また、白い食材もおすすめ。
かぶ、百合根、蓮根のほか、きのこの一種「白きくらげ」は抜群の、保湿効果を誇る食材です。

中国では、伝統的に宮中の美容デザートとして、食べられ、楊貴妃のころから、後宮で愛されてきた女性のお肌のサポーター的食材です。

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グループワークで、登場した「燥邪を防いで、カラダを潤す薬膳メニュー」をご紹介します。

薬膳セラピスト1期生の今西清美さんのメニューです

「白クラゲたっぷりスープ」

【材料】4人分

白キクラゲ・・・・・・・・・10g
干し椎茸・・・・・・・・・・2枚
薄切り豚肉・・・・・・・・・50g
こんぶ・・・・・・・・・・・5cm2枚
塩・・・・・・・・・・・・・小さじ1弱
薄口醤油・・・・・・・・・・小さじ1
こしょう・・・・・・・・・・適量

白きくらげたっぷりスープ

【作り方】

① 白キクラゲは20分、水に漬けてもどし、堅いところを取り除き、一口大に切る
② 干し椎茸はもどして薄い千切り、豚肉は一口大に切る
③ こんぶと干し椎茸で800ccの出汁をとり、白キクラゲ、干し椎茸、豚肉をアクをこまめに取りながら煮る
④ ③に塩、こしょう、薄口醤油を加え、味を整える


ぜひ、お試しくださいね~。




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薬膳料理家 阪口珠未の漢方キッチン
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