人参の謎

2012.10.15

 北京の市場では、ありとあらゆる野菜が並んでいます。もちろん、人参もスタンダードな野菜。
でも、その割に、人参って中華料理であまり出てくることがないなあって、おもっていました。
北京の友人の家にホームステイしたいたとき、その謎が解けました。
おかあさんに、「バンコウ(さかぐち)ごはんよそって。」と言われて、炊飯器の蓋を開けたら、半割にした、人参がごろごろ
「・・・・・この人参どうしたらいいの?」と訊くと、
「子供たちのご飯の上に載せて、目にいいから食べさせなきゃ。」
子供たちのお茶碗には、ご飯の上には、こんもり盛られた大ぶりな人参。
Kちゃんは、慣れた感じで、平らげています。
でも、娘は、
「ご飯が人参くさい~。」
と言って、いやがります。「混ぜご飯じゃないのに、」ご飯に人参が入っているというのが、違和感があったみたいです。
料理教室でも、だんなさんが断固、雑穀米入りのご飯を拒否するという、生徒さんがけっこう、いらっしゃいます。米は、あくまで、白くつややかで、混じりけが無く、とう感覚は日本人独特なのかもしれません。
一方、中国の方は、日本人のように、銀シャリに対するこだわりがありません
だから、ご飯に人参が載せられていたり、棗が載ってたりということがしばしば。
今日は、我が家ではおいしくなってきた秋の人参をご飯と一緒に炊きました。
「人参くさく」なるから、アルミホイルで巻いて、炊き上がった人参は、サラダにします。
人参は、薬膳では、胃腸の働きを整えて、消化を高める働き。眼がはっきり見えるようにさせる「明目」作用や、肌をしっとりさせて、美容にいい「潤膚」作用もあります。
栄養豊かな人参、いっぱい食べて、元気に、美しくすごしましょう。

人参のピーナッツバターサラダ

人参は、油と合わせると栄養の吸収がアップ。こくのあるピーナッツバターと合わせると子ども喜ぶ味に。
材料
人参  200g(大1本)
ピーナッツバター   大さじ1
塩        小さじ1/3
レモン汁     大さじ1
水        大さじ2
img121015.jpg
作り方
①人参は、アルミホイルに巻く。ご飯を炊くときに、上に載せる。
②ご飯が炊きあがったら、①を取り出し、縦に半分に切ってから、5ミリ幅に切る。
③調味料を混ぜる。
④コリアンダーなど好みの香味野菜と、刻んだローストピーナッツを載せる。
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