2017.8.12 薬膳料理 阪口珠未ブログ「未来を信じてる」 こんにちは、阪口です。地味弁でしょ。『茎ワカメと豚肉の炒め』【そのほか、ホタテときのこの出汁炒め・蒸した人参と鶏、きゅうりの中華風和え物・自家製薬膳ふりかけごはん】娘いわく、「今日のお弁当、開けたとたん、うわ~って思った」という程の大好きメニュー。見た目は地味なんですが、「海藻+肉」とか「海藻+魚」の組み合わせってかなりおいしいんです。その上、健康効果もばっちり!昭和20年代に、沖縄から、かなりの数の人たちが、移民として、ブラジルとハワイへ移住しています。同じ出身地なのにも関わらず、その後の彼らの平均寿命は大きく違います。ハワイ移住者のがはるかに長寿なんですね。ブラジルの食生活では、肉が中心。脂肪と塩分を多く含む食事です。50代で、日本で暮らす日本人の2倍の確率で心臓に問題がみつかりるそうです。それに比べて、ハワイに移民した人は、沖縄とほぼ同じかそれ以上の長寿だったといいます。彼らの食生活は、沖縄と同じくと肉や魚などのたんぱく質に加えて、野菜と海藻を多く使います。特に、海藻の水溶性食物繊維は、豚肉の動物性コレステロールを排出してくれます。食べ合わせとしても優れているのです。沖縄の料理は、この組み合わせ多いですよね。昆布と豚肉の炒め「クーブイリチー」は有名ですし、豚足も昆布と一緒に煮たりします。『茎ワカメと豚肉の炒め』の作り方は簡単です。塩抜きした茎わかめを細めに切って、豚肉の細切り、にんにくのみじん切りと一緒にいためます。味付けは、オイスターソース、醤油、酒、炒め煮にします。クーブイリチーのように切り昆布で作ってもいいですね。海藻類に含まれる脂肪酸「アラキドン酸」は、脳の神経細胞の生成に役立ちます。地味だけど、滋味あふれる海藻。子供さんの食事に取り入れてくださいね。毎月薬膳レシピが届くメルマガ『楽膳クラブ通信』は登録無料!簡単で美味しい薬膳を、食卓に取入れてみたい方はご登録ください。登録はこちらから薬膳料理家 阪口珠未の漢方キッチン