2022.3.8
こんにちは
阪口珠未です。
海の食材、食べてますか?
私が中国で学んだ薬膳には、ほとんど海の食材が出てきませんでした。
中国は広くて、内陸の方が多いので、海産物が手に入らないのですね。
大学の授業で解説のあった海藻の種類は「昆布」「海藻」以上!(^^;
その代わり、肉はというと、豚の肺から脳にいたるまで事細かに解説がありました。
四川料理では、豚の肺の前菜(これがめちゃうま!)があります。
文化的な環境や地理的な環境が学ぶ内容にも大きく関係するなと感じます。
同じアジア人でも、中国人と日本人では体質的には違います。
湿気が多く海に囲まれた日本では、胃腸障害が起きやすいです。
だからこそ「身土不二」の考え方はとても大切。
海で取れる海藻などの食材は、たまりやすい湿気を取り去り、私たちに起きやすい不調を改善してくれます。
また、魚介や貝類などは、薬膳では「補腎」と言われるアンチエイジング食材。
「腎精」をチャージして、体の若々しさを保ちます。
特に男性ホルモンのテストステロンが減少するお兄様世代には、食べていただきたいです。
中国料理では、私たちが普段、スーパーで買う「牡蠣」、「海藻」「タコ」「ホタテ」を干して乾燥させ、
料理に使います。
これら、海産物の乾物は「貨幣に匹敵する価値を持つもの」として「乾貨」、つまり乾燥したお金と呼ばれるんです。
栄養学的にも、海の食材は栄養の宝庫。
DHA、EPAなどの老化予防効果、血栓防止効果の高い脂。
ストレスや加齢、生活の不摂生などで、消耗しやすい、鉄、マグネシウム、銅、亜鉛などのミネラル
さらに、日本人のほとんどが不足していると言われ、免疫機能に大きく関わるビタミンD
当たり前すぎて、気づかないけれど、青い鳥のように「心身に幸せ」をもたらす海由来の食材。
ぜひ、意識して、テーブルにお招きしてください。
今日は、パック牡蠣を片栗粉で洗って、生姜汁と天然塩で酒蒸しに。
シンプルだけど、すごく癒される味ですよ~(o^―^o)
【今日の夕食】
◆牡蠣の生姜酒蒸し
◆サバと香味野菜・ナッツのサラダ
◆菜の花の酢味噌和え
◆干し椎茸と昆布のお吸い物
今週もがんばろう💛
またね(o^―^o)