マルタマフーズさん「薬膳の日」の特別企画

2023.9.12

こんにちは、阪口です。

大阪のフードビジネス会社「マルタマフーズ」で2012年から薬膳プロジェクト監修をさせていただいています。

社内の「薬膳セラピスト」たちのチーム「薬膳ラボ」で薬膳メニューの開発を行い、病院や高齢者施設で、薬膳メニューを提供中。

そして、今年「薬膳ラボ」では、8月9日を「薬膳の日」をとし、特別企画を実施しました。

「現場で薬膳メニューの提供や、家族、友人、同僚、自分自身のために

意識してお食事やおやつ、飲み物に薬膳を取り入れて見ませんか?」と

社内で呼びかけました。

現場で提供したり、自分や家族のために作った薬膳を

募集したところ、15名の薬膳ラボメンバーが写真と感想を寄せてくれました。

みなさんの楽しい薬膳料理を紹介します。

 

薬膳料理提供者の感想

①H.K(薬膳ラボ)
料理名:夏バテ防止 台湾風冷やし混ぜ 鰻うどん

体内の余分な熱や水分を取り除く瓜類、胃腸の働きを高めるスパイス類、スタミナアップのニラ、何といっても元気が出る「鰻」を組み合わせた、この時期にピッタリな「夏バテ防止 台湾風冷やし混ぜ 鰻うどん」を休日に作ってみました。
鰻をひき肉の代わりに、中華麺をうどんに変えることで、和食材とさらに相性も良く、面白いね!と家族の反応もばっちりで好評でした!

②A.T(薬膳中級)
料理名:ゴーヤの胡桃味噌炒め

食材はこの時期家で採れる野菜がいいなと思い、ゴーヤを主にした「ゴーヤの胡桃味噌炒め」を作ってみました。
ゴーヤは体を冷やす作用が強いということなので、温の胡桃·味噌と一緒に摂れば冷えすぎないのでは?と思い組み合わせてみました。またゴーヤの苦みを胡桃の苦みでうまく調和できていましたし、少し入 れた甘酒とクコの実のほのかな甘さが丁度良く、食べやすかったです。
今回は母と2人で食べましたが、これならゴーヤが苦手な家族も食べてくれるのではと思いました。

③Y.Y(薬膳中級)
料理名:手羽元の塩胡椒焼き 梅干しソースを添えて 
ラタトゥーユ、ゴーヤフリット 
黒豆きなこと山芋のケーキガトーショコラ風~クルミと手作りブルーベリージャムを添えて

薬膳の日は過ぎてしまいましたが、誘われたらやるしかない。
素朴な家庭料理と言われるラタトゥーユ、家にある材料だけで作り、缶詰は使わずミニトマト。トマトもナスも熱を冷まし夏に最適。ゴーヤフリットは、ゴーヤ嫌いでも食べてもらえました。私もめっちゃ美味しかったです。手羽元を塩胡椒で焼き、梅干しソースを添えて。やっぱり肉は好評です。
黒豆きなこと山芋のケーキガトーショコラ風(冬って夏の真逆ですが食べたくて)クルミと手作りブルーベリージャムを添えて。山芋がモチモチのケーキになってました。今日一番の推しになってしまいました。
そんな薬膳な夕食でした。

④A.H(薬膳中級)
料理名:山芋の味噌炒め

薬膳の日に合わせて、夏に食べると良い食材を使ったレシピを考えました!
焼き目をしっかりつけているため、香ばしくて美味しかったです。すりおろすより焼くことで、とろろのような粘りではなくホクホクしていて食べ応えありました。

⑤S.K(薬膳中級)
活動:家族に薬膳についてお話

家族の中では、私が去年から薬膳の勉強に興味を持っていることは知られているので、8月9日が語呂合わせから、薬膳の日なんだよ!と家で話題にしてみました。
今の時期の野菜が、今の体に合う、体調を整える作用があることを簡単にですが説明しました。
「旬の物は体に良い」と、なんとなく知っていたことが、薬膳の考え方で不調の原因を取り除く、足りないものを補うという考え方をほんの少しですが、共有できてたのしかったです。

⑥T.K(薬膳ラボ)
料理名:ごま油香るニラ玉

台風で食料も底をつき、10日振りにスーパーでの買い物。
根菜類、肉類は何も無く、葉物の棚にニラと青ネギがあったので購入。
ニラと在庫を使い手軽にニラ卵にしました。
薬膳を学んだ事で、キクラゲやクコの実を自然に取り入れているのに気付きました。
ごま油の香りとキクラゲのコリコリ感、クコの実のほんの少しの甘みは、好き嫌いの激しい兄の口に合い、美味いな〜と一言。薬膳の考えを取り入れながら、自身、家族、周りの方達の健康管理に繋げたいと思います。

⑦Y.M(薬膳ラボ)
料理名:スパイシー薬膳カレー(とうもろこしごはん) 
トマトサラダ

夫の実家に夫の兄弟、甥っ子姪っ子が集まり、夜はバーベキューを楽しみました。次の日の昼食にバーベキューで使った野菜(自宅の畑で採れるもの)を使い、とうもろこしごはんにスパイシー薬膳カレーとトマトサラダを作りました。兄の奥様は中国の方なので「家内はクコの実を煎じて毎日飲んでいる。ナッツ類も毎日頂いています。食材にはすべて効能がありますね」と本場の中国の方の日々の食事について教えてくれました。
スパイシー薬膳カレーは好評でした。

⑧A.U(薬膳ラボ)
活動:子供にスイカについてお話、スイカを使ったサラダ

薬膳の日という事で、夏の王道、子供も大好きな『スイカ』について話をしました。
いつもは「甘いね」とか「皮までは甘くない」といって食べ終わるのですが、スイカの効能を簡単に説明すると長男が「喉の渇きがなくなった」とか長女は「若返り」という言葉に何故か反応するという、意外と意味を理解しながら食べてました。
そこから、一緒に皮も食べられるんだよって事で簡単にサラダにしてみました。
塩もみをして、スイカの甘い部分も残っている事もあって嫌々ではあったんですが、一口食べてくれました。
野菜嫌いな我が子達はこれから食べる気配はないんですが、皮には沢山の効能がある!
SDGsも教える意味も兼ねて、我が家の定番にしていきたいと思います。

⑨M.K(薬膳ラボ)
料理名:「暑気払いの薬膳」 
バジル香るイタリアンスープ、甘酒の入ったピニャコラーダ

イタリアンスープは、とてもさっぱりしていて、美味しかったです。(使用食材:トマトジュース、バジル、玉ねぎ、コーン、マッシュルーム)
ピニャコラーダは、ココナッツミルクと甘酒の甘みとパイナップルの酸味がマッチしており、たくさん飲みたくなるような味でした。職場のメンバーにも飲んでもらい、美味しいと言ってもらえました。
毎日暑いので、食欲が落ちている祖父にも飲んでもらおうと思います。

⑩S.S(薬膳中級)
料理名:にがうりのフリット、モロヘイヤと長芋の和え物
旬の食材(にがうりとモロヘイヤ)を使用して、料理を作りました!(写真はにがうりのフリット)
にがうりのフリットは、お塩の味がアクセントになって苦味も薄れておいしかったと好評でした。
モロヘイヤと長芋の和え物は、ネバネバと長芋のしゃきしゃきがマッチし、作るのも簡単で、お酒のあてにも合いそうです。

⑪A.H(薬膳中級)
料理名:モロヘイヤの梅和え 
パプリカとコーンのカレー風味コールスロー

モロヘイヤ特有のネバネバがでて美味しかったです。茎をもう少し長く茹でたらもっと美味しかったと思います。(写真はモロヘイヤの梅和え)
パプリカとコーンのカレー風味コールスローは、ほんのりカレー味で美味しかったです。またレモン果汁入りでマヨネーズは少なめにしているため見た目よりさっぱりしていて食べやすかったです。家族はコールスローのカレー風味が珍しい味で良かったと言ってくれました。
また、母の料理とは違っていて、斬新でこういう料理も美味しいなと思ったと言ってくれました。

⑫M.N(薬膳中級)
料理名:豆乳と小豆のゼリー
甘酒とヨーグルトのゼリー

薬膳の日でオヤツを作りました!(写真は豆乳と小豆のゼリー)
美味しかったですが、固くなってしまいました。次回はゼラチン少なめで作ります。

⑬S.S(薬膳上級)
料理名:十六穀ごはん
トマトパスタ
長芋の豚肉巻き

薬膳の日が近いということで、自宅で取り入れました。(写真は長芋の豚肉巻き)
ニンニク、ショウガも入れ、食欲増進に。暑い日が続き、胃腸が弱ってきており、胃腸の働きを活発にすること、スタミナ補給に。
豚肉と一緒に食べることで、さらに疲労回復、元気を補えるようにしました。長芋が苦手な子供でも、豚肉で巻くことで食べてくれます。

⑭K.S(薬膳ラボ)
料理名:夏野菜ドライカレー
きゅうりとワカメの酢の物
黒豆茶

薬膳の日、フライングで行いました。
恥ずかしながら、普段はあえて「薬膳」と意識した食事をとってはいません。
ただ、とうもろこしなら生を買って茹で汁からひげまで使うとか、干し椎茸を戻したものが常に冷蔵庫にあるとか、日常的に使う食材そのものが薬膳に出会う前と大きく変わりました。
薬膳の日のお陰で、季節や体調も含めてトータルで考えることを思い出しました。(重ね使いがほとんどですが。)また、暑いながらも元気に過ごせているのは、日頃の食材選びを学べたお陰だと思います。
家族や知り合いにも、夏野菜を食べることの良さや白砂糖を避けるように伝えたり、小豆茶や黒豆茶を贈ったりしました。
これからも薬膳の良さを広く伝えていきたいと思います。

⑮C.A(薬膳ラボ)
料理名:暑さを吹き飛ばせ! 食欲アップ 冬瓜のキーマカレー

冬瓜は体にたまった熱を冷まし、夏のむくみやほてりを解消してくれます。
味が淡白でのどごしも良いので、夏のむくみやほてりの症状にもおすすめです。
トマトには生で食べると体にたまった熱を冷まして暑さを取り除き、体に潤いを与えてのどの渇きを癒してくれます。消化力を高めて夏バテ解消にもおすすめです。
また、とうもろこしは胃腸の働きをよくしてくれ、むくみ予防にも効果的です。
スパイスも効いていて食べやすく、トマトの甘さでまろやかな味わいに仕上がりました。
まだまだ暑さは厳しいですが、食材の持つ力を取り入れ夏を乗り切りましょう!

10年以上の活動の中で、少しづつ、確実に
「薬膳の輪」が広がっているのを感じます。

ココロもカラダが整った社員さんたちが作る料理は

きっとその料理を食べる人たちも健康に幸せにしてくれるはず。

家族、友達、同僚など。。。

みなさんも食を通して、幸せを輪を広げていきましょうね。