去年あたりから、じわじわと流行中の『怪味(かいみ)ソース』。
「怪味」とは、複雑という意味で、甘味、酸味、苦味、辛味が交じり合いつつハーモニー
を醸し出し、一度食べると、忘れられない味です。
各社から、怪味のスナックや加工品が登場。
「怪味からあげスナック」や「インスタント焼きそばの怪味ソース」など。
もともとは、四川料理の伝統的な名品で、「怪味鶏」といいます。
練りごまをベースに、カラダを温める、葱、生姜、にんにく、ナッツ、唐辛子、山椒を使っています。
冬の料理に、内から温める力を発揮します。
特にゴマは薬膳の考え方では、冬にチャージするエネルギーをチャージし、疲労回復やアンチエイジング作用に優れています。
ソースは、作っておくと冷蔵庫で1週間ほど保存できます。
今日は、焼いた鶏に、怪味ソーをかけた1品。
ビールや焼酎のあてにも、ご飯のおかずにも、ばっちり。
フライパンひとつで、本格中華料理が完成です。
1口食べるとやめられない味です。
お教室でお伝えしている、ちょっと手のかかった、『怪味鶏』ソースのレシピを、5分でできる簡単レシピにアレンジしました。
「鶏肉と季節野菜のグリル~怪味ソース」
怪味ソース
ねりごま(白)大さじ2
醤油大さじ2
酢大さじ1/2
砂糖大さじ1
豆板醬 小さじ1~2
にんにく 半かけ (すりおろし)
生姜 10g(すりおろし)
ネギ 20g(みじんぎり)
花椒小さじ1
①ねりごま、醤油、酢、砂糖、豆板醬、にんにく、生姜、ネギを混ぜ合わせる
②このみで花椒を加える
★子供さんが食べる場合は、豆板醬、花椒は加えずに作ります。
子供さんの分を取り分けてから、大人用に好みで豆板醬、花椒を混ぜましょう。
他にも、麺に混ぜて、「怪味やきそば」「タンタン麺風怪味ラーメン」ぶたしゃぶにかけて、「怪味ぶたしゃぶ」など、いろいろな料理に活躍します。
鶏モモ肉2枚
野菜(蒸したブロッコリー、かぼちゃ、蓮根など)
ピーナッツのみじんぎり 適宜
①鶏肉を皮目から焼く。
②一緒に蒸し野菜も焼いて、焦げ目をつける。
③両面こんがり焼けたら、鶏肉を取り出して、一口大に切る。
④怪味ソースをかけ、ピーナッツを振る。
四川の栄養たっぷりのソースで、元気をチャージしましょうね~。