2012.10.22
今、私の生徒さんたち、「新しいことにチャレンジしている」人が多い。
新しいことと言っても、目新しいことに飛び込むということではなくて、
「今まで、苦手としていてできなかったこと」をやろうとしている。
・結果を出すことを目的に走ってきた一人の生徒さんは
「自分を楽しませる」ことに
・家族に振り回されてきたある人は
「もっと自分を大切にすることに」
・失敗がこわくて、新しいプランに手が付けられない女性は
「とりあえず、はじめてみる」ことに。
私は、薬膳を教える一人の料理家にすぎないけど、彼女たちの成長や変化を間近で見ていて、感動を憶える。
今の等身大の自分を正直に見つめて、そこから逃げないで真摯に取り組もうとする姿が、とても美しいから。
岡本太郎は、「芸術は爆発だ」と言った。
私は、いのちは爆発だと思う。その爆発は、瞬間的に燃え尽きるものではなくて、いのちの中心で起こった小さな爆発が、やがて徐々に外へと広がり、やがて 「いのち」そのものの質を変えてしまうような。
薬膳でも、漢方でも臨床家は、その人が「良くなったとき」のイメージを持ちながら仕事している。
私のイメージの中で、彼女たちは、変化を越えて「違うあり方」で立っている。
生徒さんは、私にありがとうと言ってくれる。
でも、私も同じで、凹んだり、泣いたり、後悔したり、いろいろやっている。
違う自分を目指しながらも、今の自分もかわいいなと思えたらいいんだよね。
いつも生徒さんに教えてもらってる。
今日は、「糸とうがらし」を使ったレシピ。
糸とうがらしは、大豆もやしぐらいの太さのとうがらし。噛むと小さいながらも、わずかな辛味と苦みがあって、歯ごたえが楽しい。
とうがらし、ピーマンは、肝の働きを整えて、気の巡りをし、抑うつ感を解消する。肝の血を増やして、気持ちをリラックスさせる金針菜と合わせて、イライラ、ストレス解消レシピをご紹介。
なにかと、ストレスの多い毎日。
でも、工夫と心がけで、楽しくしたいよね。
「糸とうがらしと金針菜のペペロンチーニ」
糸とうがらし ２００ｇ
金針菜 １５ｇ
にんにく １かけ
オリーブオイル 大さじ２
酒 大さじ２
塩 小さじ１/２～２/３
かつおぶし 1パック
作りかた
①糸とうがらしは洗う。金針菜は洗って２００ｃｃの水につけてもどし、半分の長さに切ってしぼる。戻し汁はとっておく。にんにくはみじん切り
②フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、糸とうがらしと金針菜を入れて炒める。
全体に油が回ったら、酒、金針菜の戻し汁、塩を加えて全体がしんなりするまで強火で炒める。かつおぶしを混ぜて、火を止める。
このまま食べても、パスタに混ぜてもおいしい。
糸とうがらしの代わりにピーマンの千切りでもOK。