薬膳レシピ:柿のスパイス風味シャーベット

2014.10.17

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『柿のスパイス風味シャーベット』

<材料(4人分)>

・完熟の柿      2個
・クローブパウダー  少々
・レーズン      大さじ2
・メープルシロップ  小さじ1

<作り方>

1)柿は、皮をむいて一口大のさいころ状に切り、
 密閉袋に入れて冷凍する。

2)ボウルにレーズン、クローブパウダー、水大さじ4、
 メープルシロップを入れて混ぜる。

3)1を冷凍庫から取り出し、半解凍にし、袋の上から
 軽くもんでつぶす。

4)器に盛り、2のソースをかける。

※大人は、水の半量をラム酒に換えると大人っぽい味になります。

※冷えが心配な方は、一度加熱してから冷凍すると
体を冷やす作用が和らぎます。

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 まだ、蒸し暑い日もありますが、お店に並ぶ食材は、栗や、
梨など秋の実りを感じるものに変わり始めました。

 毎年、秋になると実家にある3本の柿の木から収穫された実が、
3人の家族のわが家に大量に届きます。

 友人におすそ分けして、毎朝のフルーツにして、料理に入れて、
それでも最後の方の柿は、熟しすぎてゼリー状ということになって
しまいます。せっかくの無農薬の柿、できるだけ食べきりたい。
でも手をかけたくない!と、この時期になると、いつも柿レシピを
考え続けることになります。
 薬膳では、秋は、乾燥しやすく、体の中で最もデリケートな
臓器と言われる「肺」が傷つき、のどの乾燥、痛み、咳などの
症状がでます。

 乾燥が主な原因のため、カラ咳が出たり、痰が少ない、または
痰に血が混じるということもあります。柿はこんな症状に
ぴったりの果物で、肺の乾燥を防ぎ、潤す働きがあります。

 冷やす作用があるので、肺の炎症から来る熱を穏やかに冷ます
効果もあります。他にも二日酔いにも良く効く解毒効果の強い果物
です。
 欠点は「寒」といわれ、体を冷やす効果が強いことです。
子どもさんがたくさん食べるとお腹が冷えて痛くなったり、
下半身が冷えて、おねしょをすることもしばしばです。

 クローブやシナモン、しょうがなど、体を温めるスパイスを
一緒に使ったり、加熱したりして、寒性を和らげる工夫を
しましょう。
 甘みが強いので、砂糖を入れなくてもお菓子づくりができます。
昔から「干し柿の甘さをもって最上とする」と言われ、柿の甘さは
日本人のお菓子の原点とされています。干し柿以上に甘いお菓子は
下品とされてきました。

 今回は、そんな柿の自然な甘さを生かして、簡単な
シャーベット風のデザートを作ります。
このレシピなら、熟しすぎてしまったぐらいのほうがおいしく
仕上がります。キッチンに置かれて、干し柿以上の甘さになって
しまった柿がありませんか?この方法なら、「上品な」味に
変身しますよ。